角川ビーンズ文庫
彩雲国物語―漆黒の月の宴

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044499051
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

王命をうけて茶州の州牧となった紅秀麗一行は、ひたすら茶州州都・琥〓(れん)入りをめざす。というのも指定期間内に正式に着任できなければ、官吏としての地位を剥奪されてしまうのだ。新州牧の介入を快く思わない地元の豪族・茶家の妨害工作にもめげず、いちかばちかの勝負に出た秀麗の前に、不可思議な理屈で愛をささやく危険な男・茶朔洵が再び現れて…!?意外な結末に瞠目せよ!極彩色ファンタジー、衝撃の第5弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

86
『茶州、一触即発!!』彩雲国初の女性官吏として、陰謀渦巻く茶州(さしゅう)に赴任したがんばるお嬢様・紅秀麗。でも彼女の背後に魔の手は確実に迫っていて!? いよいよ物語は佳境へ「彩雲国物語」シリーズ第5弾。秀麗達は準備を整え、茶家の妨害を退けて琥璉にたどり着いた。そこに茶仲障から茶家の当主選定に立ち会うよう要請する手紙が届く。その当日、茶仲障の策略により選定式は混乱したが、仲障は死に、その孫の克洵が無事に当主となる。克洵が春姫の説得から茶家当主に至るまでの流れが大好き。今回も女性上位な会話のやり取りに大笑い2017/08/13

まりもん

70
茶州の禿鷹の活躍が大好き。でも龍蓮の衣装を茶州の禿鷹の新衣装にするのはやめて。 悠舜が頼りになると思いつつこの時からすでに旺季派なんだよなぁっと思うとちょっと言葉や行動チェックを再読だけに注目してみた。 2011/07/10

みちゃ

56
【茶州移動編・後編】彩雲国第5弾!彩雲国初の女性官吏として、陰謀渦巻く茶州に赴任した貧乏お嬢様・紅秀麗。でも彼女の背後に魔の手は確実に迫っていて!? いよいよ物語は佳境へ!物語は、茶州州都・琥蓮に到着、着任式、茶家の新当主決定まで。茶克旬は良く頑張った。茶春姫は声を使って人を操るという異能の持ち主。やっぱり女性のほうが強い。朔旬と静蘭の飲み比べは中々凄絶。全部毒入りの酒なんてびっくり?秀麗にとっては朔旬との別れは成長につながったといえるのか。2008/01/03

あっか

48
シリーズ第5弾。前巻、結構彼が好きだったのにもう退場しちゃうなんて…泣 いや性格的にも立場的にもいなくなるしかないってことは分かっているのですが残念です。でもこのシリーズは本当、それぞれの性格、魅了、立場がキッパリ明確で、どの人物もとてもキャラ立ちしているのが凄い。ああ、この台詞はこの人しか言えないよなあ、ということが何度もあり、だから読書中はどっぷり入り込んじゃうのかも。燕青の優秀さがどんどん明らかになっていきますなあ。さて、ここ茶州からどうやって王都と絡んでいくのか…?2018/08/19

kagetrasama-aoi(葵・橘)

44
「彩雲国物語」第五巻。『漆黒の月の宴』前巻から続いて、茶州の州都に着くまでの秀麗と影月の苦難の旅路。州牧として認められるには、期日までに到着しなくてはならない、と謂うわけで茶州を牛耳りたい茶家が妨害する話。茶家の中心人物、茶朔洵がサイコパスなの?と思ってしまう人物、しかも超絶な美男子。表紙絵にも注目!(でも私的には美男子にちょっと食傷気味。)話は面白いけど、この朔洵がどうにも好きになれなくて。まあ、悪役が好人物であるはずは無いけど(苦笑)。次は外伝、ほっと一息😊2022/03/16

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