内容説明
わけあって盗賊稼業に手を染める伐(バツ)は、その忌まわしい生い立ちから、他者とはちがう白い髪と赤い瞳をもつ異端児。ところがある日、護衛役の一文字とともに侵入した邸でバツひとりが逃げそこね…どぼ~ん…川へと落っこちてしまう。翌日、失神&川流れ中の彼を拾いあげたのは伝説の花魁「花王」候補の美少女・茶々丸。あっというまに丸めこまれ、遊郭の縁起物にされたバツの周囲で、やがて次々と怪異が起こりはじめ―。
著者等紹介
漲月かりの[ミナズキカリノ]
6月3日山梨県生まれ。和装品問屋に勤務後、作家へ
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