角川ビーンズ文庫
千の翼の都―翡翠の怪盗ミオン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044458027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『ルムラ』。それは黒アゲハと呼ばれる神出鬼没の怪盗。女性たちの憧れの君で、王都巡検使を務める青年貴族ジューロは、ある夜、その『ルムラ』を捕らえようとし、とり逃してしまう。怒り心頭で帰宅した彼を出迎える、ひとりの少女―ジューロの屋敷に仕える侍女のミオン。ドジでぼんやりしたところのあるミオンだが、実は彼女こそが、『ルムラ』の正体だった。妖精を相棒とし、主人を欺いて、夜に舞うミオンの目的とは…。

著者等紹介

樹川さとみ[キカワサトミ]
1967年1月24日、鹿児島県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちこ

10
昼はドジな小間使い、夜は怪盗という二つの仮面を使い分ける少女ミオンの物語。 主人公のミオンちゃんめちゃくちゃ強くてかっこいい……恋愛要素が思ったよりほのかでやきもきしてしまったw この本で綺麗に終わってるんだけど世界設定も素敵だし塔の歴史とかクァゾとの因縁とかもっと見たかったし、続きが読みたくなっちゃったよね。2019/02/27

静間

4
少女小説。今は人間の支配する都はかつては山野の民が暮らしていた。山野の民に育てられた人間であるミオンは盗賊となり、山野の民の宝を人間から取り戻す。/ミオンの葛藤が良く書かれている。人間に混じることも、山野の民になることもできない、家族を失ったミオン。/頭の良いお嬢様・朴念仁の巡剣使・鬼・実はやり手の王子と詰め込むだけ詰め込んでるのに混乱し無い。食にこだわってお話を作っているだけあって登場人物達の生活に無理が無い。これだけ良いお話なのに、旅立のシーンで終了。そして、続きが無い…。続き、未だに待ってます。2013/01/22

みかづき

1
樹川さんの読み切り作品の、きれいに終わったような、けれど先をもっと読みたくなるような絶妙な読後感が好き。人と人との心が通う、ドラマティックな瞬間がみられるような気がする。ジューロとミオンのもどかしい関係もだけれど、ヴィエナと王太子の邂逅もよかった。そして鈴木さんの絵が本当に美しい。組紐のいたずらはとてもよかった。2018/10/04

ササニシキ

0
古本屋で大好きな樹川さんの未読作品を見つけて購入。うーん、この話は1冊じゃたりない!ミオンとジューロのその後とお嬢さまと王子のその後が読みたい!てか樹川さん新作はまだですか!頼みますから引退しないで。2013/08/25

0
いまだに続編待ってます

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