内容説明
筆記試験とロードレースをクリアして、天下一武闘会の決勝戦まで残ったおれ・渋谷有利(職業:魔王)。ところが、美熟女戦士(自称)ツェリ様一行が禁忌の箱「風の終わり」すり替え作戦を決行しているそのとき、最後の戦いの相手としておれたちの前に現れたのは―まさかまさかのコンラッド!生きてたんだって喜びと、敵に回られたショックで混乱するおれ。これからどーなっちゃうの!?絶好調・カッ飛ばしファンタジー。
著者等紹介
喬林知[タカバヤシトモ]
8月26日生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピカ
8
コンラッド本当にどうした!?(汗)結局何がなんだか謎のままだから焦る!早くユーリのとこに帰って欲しい……。アーダルベルトがユーリの前世の因果で味方になってくれてるし、敵味方がひっくり返ったなあ。ユーリはそんな状況でもユーリだね。フリンにカロリアをプレゼントするってかっこいい。ムラケンもどんどん大賢者としての采配を発揮してて頼りになる。やっとスタツアで帰ってきたけど、今度は頼りになる友達も一緒。魔王っぽい黒ユーリが不安だけど大丈夫かな?2014/08/12
咲穗
7
カロリア代表として天下一武闘会に参加中の有利ご一行。 決勝の相手となったのはまさかの彼!とアイツ⁉︎ コンラッドがやっと出てきました〜 彼の生まれや運命がちらりと仄めかされましたが中々なもののようですね… 一方、ムラケンや神族、そしてご自身の発言からもしかしたらヴォルフにもなにかあったりする…? 今のところユーリの望みを、性格を理解して大事なときに側で支えてる存在だからヴォルフにまでなにかあったらショック… 今回は血盟城まで戻れずに帰還となりました。 ムラケンのMPの話が背景にあるのかな?2020/08/18
usamomo
7
フリン良かったですね。 なのにコンラッド!もうそれにつきますよ。一体何があったのか、早くコンラッドの心理を知りたい。2016/09/08
あき☆ブラック・ベア
5
カロリア後半からは面白く読めた。この巻も面白かった。合わないままにならなくてよかった。少しずつ味方が増えていくのかな。人間に恐れられたまま孤立している国だけど信じてくれる人が増えていったら幸せだね。そういう話なのかな。だったらいいな。それにしても人間関係交錯しだした。あの人が敵対してた理由が見えてきたしなかなか驚きの多い巻だった。2024/02/24
藤月はな(灯れ松明の火)
5
自分の望み次第でコンラートを連れ戻すこともできたのにカロリアに住む人の幸せを考えてカロリアの独立を所望する有利がかっこいいです。そんな中で明らかにされた有利の秘密に吃驚仰天!アーダベルトとコンラートの話でジュリアさんが2人にとってとても大切な人だったことが分かり、切なくなりました。2010/07/06