内容説明
時は平安。大陰陽師・安倍晴明の末孫の昌浩は、もっくんとともに平和な日々を送っていた。しかし、そんな穏やかなときは、兄の安倍成親が餓鬼に襲われて一転する。その後も安倍の術師を狙った事件が続き、昌浩も何者かに襲われ、危ないところを螢という少女に助けられる。しかも昌浩に匹敵する霊力を持つ螢は、晴明の父・益材が播磨の神祓衆の長と約束した、昌浩の婚約者で―!?大人気シリーズ、新章“篭目編”開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
15
せーちょーつうが微笑ましいです……。幼い恋心は純粋で愛おしくて、それだけにいろいろと先が危ぶまれる状況にはらはらさせられます。昌浩どうなっちゃうんだろ~?匂い袋のエピソードで示されたような未来にちゃんと繋がっていると良いのだけれど。久しぶりに続きがとても楽しみです。2010/11/14
ダージリン
14
最初にほのぼの路線で油断させておいて嵐の様な展開に・・・!とりあえず次巻を待つ(泣)。2010/09/08
梅みかん
10
安倍家の都における役割がやっと明らかに。それにしても、益材と晶霞の結婚に至るまでとか、昌浩のルーツに関わる話も盛り沢山。何より、最後の衝撃が凄すぎて、早く続きを読まなきゃ。2019/07/20
みとん
10
なんだか短編集みたいな表紙。ちび昌浩可愛すぎだし、兄ちゃんズはかっこよすぎです‼しごかれつつも可愛がられて育った末の孫。彼の幸せを願うあまりに、彰子と・・・という無理な夢を見ずにはいられなかったんでしょうね。結婚話はまだだと思って夢を見続けていた安倍さんちに、寝耳に水な縁談(ほぼ強制)が。動揺する昌浩に、さらなる追い打ちが次々に。安倍さんちが大ピンチ。十二神将の天敵の子孫も登場。先祖に似ず、まっすぐで可愛い子です。それにしても、一番力の強い子を播磨に入れたら、都の守護はどうすんのよ・・・って思った。2017/02/07
Mu@仔羊堂
10
かごめ編開幕。それにしても昌浩と彰子の間はいつも前途多難だなあ。最近二人の絡みが全然なくてちょっと悲しい。しかも今巻では生まれる前からの許嫁まで現れるとは!昌浩どうすんの?なんだか相手は時が迫っているような伏線で……これは昌浩もほっておけなくなるのでは?いや、それ以前に罪を着せられた昌浩の身がやばそうなんだけど。いやあ、毎回毎回、いろんなピンチを用意してくれるなあ。でもこれ、もしかして昌浩最大のピンチなんじゃないか?いろんな意味で絶体絶命。さーて、このあとどうなっていくのかな?2015/02/21