内容説明
時は平安。昌浩が見つけ出した天狗の子・疾風には、翼を壊死させ、死に至らせるという恐ろしい外法がかけられていた。颯峰とその伯父・伊吹は疾風にかけられた外法を解いてくれと、晴明がいない安倍邸に空から乗り込んできた。だが、そのためにはひとの身では一刻ともたないと言われる天狗の郷・愛宕に入らなければならない!!紅蓮、朱雀とともに愛宕に向かった昌浩だったけれど…!!大人気シリーズ“颯峰編”第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
16
天狗がしびれをきらして昌浩の家に突っ込んできた。おかげで一部貴族達がほくそ笑んでいるようで嫌だなぁ。伊吹という天狗が早く何とかしろって豪快にせっついてきたのだから。昌浩も色々とやってはいるがなかなか答えが出ない。そんな時に夢で風音に出逢いヒントを貰う。 昌浩にはヒントをくれる人物や神将達がいてくれて恵まれた環境だなぁ。2012/04/27
和夜
13
まさかの安倍邸破壊(笑)天狗達がせっせと直してる姿は想像すると可愛いですね。そういえば直してる天狗達は颯峰みたいに昌浩を認めているのか、伊吹の命令だから従っていて本当は飄舞みたいに憎んでいるのか、どっちなんでしょうね?流石安倍家に嫁いでこられた方ですね。露樹お母様凄く肝が据わってらっしゃる。個人的に昌親兄上と太裳が出てきてくれて嬉しいです。最後の飄舞が気になります。2016/05/04
梅みかん
8
安倍家三兄弟が揃うと、昌浩の末っ子としての顔が出くる。そこがいい。 天狗と人間の術者の事件は酷すぎて、天狗が人間を警戒するのも納得。2019/07/05
紅羽
8
とても次巻が気になる終わり方で、段々面白くなって来ました。ふて寝を決め込む昌弘が可愛いですね。天狗がせっせとお屋敷を修理する姿を想像するのも楽しいです。今回はギャグとシリアスのバランスが絶妙で、いつも以上にサクサク読めました。やっぱり昌弘ともっくんの掛け合いが一番好きです。2012/10/28
雨ヨ@感想後まわし;
7
挿絵の兄さんズが頭をなでている挿絵が好きーwそれと今回は朱雀と紅蓮のコンビで新鮮でした。紅蓮も他の十二神将となじんできてるようで…。それと昌浩も前は激高してたような場面で堪えてるところが成長したなと。で、天狗のお里に行った皆さんは食べられてしまうとかないよね?2010/08/27