内容説明
戦いの日々の中、アルカシアの若き王ライアスは、思い出の少女にそっくりな舞姫ロクサーヌと出会う。勝気で明るい、しかしどこか傷つきやすさを抱えたロクサーヌとライアスは、少しずつ心を通わせていくが、実は彼女は、敵国タウに雇われライアスを暗殺するために潜入した、暗殺集団『風のバスパ』のスパイだった!任務と恋のあいだで、引き裂かれるロクサーヌ。敵味方でありながら、惹かれあってしまった二人の運命は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
2
★★★★☆約十年ぶりに再読シリーズ。前作「黄金のアイオーニア」の続編。ロクサーヌが可愛くて一生懸命で応援したくなります。ライアスには本当に本当に幸せになってほしい。イオニアがいたから、ロクサーヌを理解できると思えるライアスの考え方はとても素敵だと思います。ライアスのための続編だったんじゃないかと思います。2015/01/03
しき
0
う~ん、視点のばらつきと、物語の大味加減に正直萎えた。ロクサーヌのバスパとしての腕前もよくわからんし、ロクサーヌのにいちゃんの役割も消化不良な感じがした。肝心のロクサーヌとライアスの恋の行方も、描き方が薄味だし……。正直イマイチだった。2009/08/19