内容説明
香久耶と離れ、出雲へ偵察に行くことになった朱皇。その前夜、彼はなにかを恐れるように「俺のそばにいてくれ」と言い香久耶を抱きしめる。互いの想いを伝え、優しい時間が流れたそのとき、朱皇の態度が別人のように豹変する。傲慢で艶冶な朱皇は香久耶にむりやり口づけ「いずれ、俺は朱皇となる―」そう言い残し消えていった。その直後、朱皇が出雲で行方不明になり!?クライマックス直前、風雲急を告げる勾玉旋風第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュウ
3
ここでようやく、朱皇の中のもう一人が誰であるのか、明かされた。これまでの伏線も回収されている。ここからフィナーレに向けての正念場になるのかな。2015/09/30
セディ
3
朱皇の二重人格のわけもわかってきて話が動き出した感じ。八咫と木乃花のほうが気になる!できるだけ幸せな人が増えてほしいw2011/09/23
紅羽
2
完結直前。色々な伏線が回収され始め、この頃になると香久耶もはっきりと誰が好きなのか自覚し、朱皇が主要男性キャラクターが皆、ヒロインが好きという状態から脱出した感じですね。思えば最初に一巻を読んだ時は、香久耶がとても子供っぽく見えて、入り込んで読めなかったのですが、今ではすっかり立派な女性に見えます。成長しましたね。後は朱皇の危機に香久耶がどう立ち向かうのか、完結巻を読むのみです。2013/01/19
しゃちおおかみ
1
完結巻が出るまで放置してしまいましたが、やっと読了。ヒロインの出ないところだけはまだ面白いと思えるのだけど(笑)。彼女の台詞の「・・・だわっ」とか「のよっ」みたいな、ちっちゃい「っ」にまでイラっとくるの。しかし神夷さん、あんたまでも・・・。香倶耶が一人勝ちでこんなにモテなければ、もっと楽しめたのになあ~。でもあと一巻、なんだかんだと結末は知りたいので頑張ります。2010/11/22
儚
0
神夷の偽記憶のやり口を聞いておきながらすとんと納得されてますが、そこは疑えよと思ってしまった私。まあここまで巫女姫巫女姫言われ続けて実は違いましただったらそれはそれでおい!となったことは明白であるが。むしろ神夷の主従関係に悶えた。いい。それはかなり良い。好み。横恋慕加減が良い。姫がこうでなければもっと良かったんだが。とりあえず次でラスト。頑張って読みますか。しかし八咫さんが好きなんだが、この馬鹿正直男、またもやギャグ路線へ・・・。まともな男がいないんですけども。2013/05/30
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- 和書
- 「正常さ」という病い