内容説明
“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する―謎の新聞広告を目にしたヴィクトリカは、その夜たった一人で学園を抜け出し、山奥の小さな村に降り立った。後を追ってきた久城一弥がその訳を問うと、母の無実を晴らすためだというが…?秘密に満ちた“灰色狼”の村で、過去と現在に起きた二つの殺人事件の謎が混迷する、波乱の第2巻。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。03年スタートした「GOSICK」シリーズがヒット。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りーぶる
31
お酒くさいシスターが盗んだ皿と奇妙な新聞広告。ヴィクトリカの母と、冤罪。二作目もなかなかハードなミステリーで「???」がいっぱいのまま読み進めていきました。コルディアは何もしていなかった、なのに村を追放された。真犯人はのうのうと20年もの間、村で生きていた。その理由はまたもや占い。一作目も占い…占い好き?幼い子には受け入れがたい占い、でもそんな大それた事をする知恵があるなら、もっと違う方法があったような。九条君を好ましく思うヴィクトリカのツンデレっぷりが可愛すぎました♪2014/11/17
いっこ@SR推進委員会
17
100冊目。ヴィクトリカは私が知っている傲慢だけど何故か放っておけないな女の子とは違う気がします。真摯で一途でとても優しい。人形人形と言われているだけに余計人間味が浮き彫りになっているようです。こりゃ一弥言うこと聞いちゃうわなー。大切に思わずにはいられないわなー。何気に密着度高いですね(^^)今回で二人の絆がまた少し強くなり。別離を予感させる描写にも次卷への期待が大きくなりました。ヴィクトリカ可愛いぞオオオオオオオオオ。2012/03/06
まりもん
16
ヴィクトリカの母親の故郷のことが少しわかって良かった。 お風呂がそんなに好きだったんだね。色んな面がわかってヴィクトリカが可愛く思えた。2011/04/05
こかげ*ゆるゆる
15
やっとお互い口に出して、気持ちを確認できたね~友情だけど(●´ω`●)お話はほどよく怖くて楽しかったです♪ ヴィクトリカのルーツもやっとわかったし(^^)2014/02/11
ダージリン
15
ヴィクトリカと久城くんのやり取りが微笑ましくも可愛らしい~。ミステリーそっちのけで楽しむ私。アンブローズさんは今後もまた出てほしいが、再登場したかどうかは覚えていない(笑)。2011/04/08