出版社内容情報
桜庭 一樹[サクラバ カズキ]
著・文・その他
内容説明
クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。父ブロワ侯爵によって首都ソヴレムに召喚されたヴィクトリカ、心配で後を追う一弥。ソヴュール王国最大のスキャンダルにして謎、王妃ココ=ローズの首なし死体事件に挑むふたりに侯爵の謀略が…。豪華劇場に過去と現在が交錯し、大いなる罪が暴かれたとき、世界はその様相を変える。ヴィクトリカと一弥の運命は―。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。同書は直木賞にもノミネートされた。08年『私の男』で第138回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勇波
170
いよいよシリーズが大詰めに入った感。。舞台と謎解きの同時進行はカッコよかったよ。ジンジャー・パイの粋な女優っぷり、脇役なのに存在感がすごい。「神々の黄昏」に行く前に先に短編なのかな?2014/08/28
エンブレムT
132
外伝の、ほのぼのSシリーズを先に読んじゃったため「時系列が戻るのか?ってことは、これはなんの問題もなく乗り切れるんだろう」とノンビリ気分で読んでおりました。が、そうだった!このシリーズ、本編は血塗られた歴史に彩られていたんだった!!今巻は、ソヴェール王国最大のスキャンダルにして謎に包まれた王妃の首なし死体事件の真相に迫ります。その謎解きに絡み、ヴィクトリカの母の過去も鮮やかに浮き上がってきます。ダークではあるけれど、ぬくもりのある読後感でした。そう。「過去は取り戻せなくとも、思い出の優しさは、永遠」2012/11/18
テンちゃん
114
聖マルグリット学園(o´∀`o)クリスマス直前!⇨『2度目の嵐』(⊙.⊙)迫る!⇨父ブロワ侯爵(; ̄^ ̄)首都ソヴレムに召喚(*゚0゚)ヴィクトリカ(o˘˘o)謎解き!⇨ソヴュール王国(●Φ(エ)Φ●)スキャンダル!(°_°)謎!⇨王妃ココ=ローズ∑(°口°๑)首なし死体!⇨ヴィクトリカ(o´∀`o)一弥(๑•̀ㅂ•́)و✧事件に挑む!⇨『過去からの魔の手!』∑(◎◎ノ)ノ『過去の秘密!』⇨侯爵の謀略!('O'*)大いなる罪!(๑•̀ㅂ•́)و✧暴く!⇨二人の運命は!?傑作作品。☆(^_-)-☆4.62016/01/16
財布にジャック
110
このシリーズってばりばりのミステリーだったのかと、再確認させてくれるようなストーリーでした。しかし、今までの調子で二人のラブラブっぷりを眺めてやろうなどとボーッと読み進めていたせいか、謎解きの部分は一度読んだだけでは、きっちりと理解できませんでした。いよいよ役者も揃ってきて、スペクタクル巨編になりつつあります。あ~、この先どうなっちゃうのかなぁ?読みたいような、読みたくないような複雑な気持ちで、胸がざわざわします。2012/01/04
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
106
王妃の殺人事件の解決が、何度も、より深く解決されていき、最終的に推理を重ねた後に、更に違う面から光を当てる。こういうミステリ好きだなぁ。そして、ヴィクトリカと久城の成長が良い感じ2011/10/18