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内容説明
カネなしコネなし色気なしの帝国のビンボー貴族。それがぼく、マイド・ガーナッシュ。士官学校を卒業し薔薇色の未来にいざ出陣…のはずが!なぜか!配属されたのは宇宙の果ての惑星国家アウトニアだった。ほのぼのした国民風土にして、その艦隊は宇宙一へなちょこ。しかもぼくは、その最弱艦隊を指揮して強大な敵に立ち向かわなくちゃならないのだっ!痛快ポップビート・スペースオペラ、始動。
著者等紹介
鷹見一幸[タカミカズユキ]
埼玉県在住の雑文書き。「電撃hp」2000年7月号掲載の「時空のクロス・ロード~ピクニックは終末に」で読者投票1位を獲得してから人生が一転、気がつけば「作家」になっていた自分に愕然としている。スニーカー文庫デビュー作である本書は、ずっと抱え込んでいたネタを一気に放り込んだ自信作。が、およそすべての小説は、売れれば続編、売れなきゃチリ紙。そんな作家もあったねと、言われたくない一心で、必死に書いたこの一冊。読んでください買ってください、もひとつオマケに奨めてください。あなたが手に取ったこの本は「書店で買える遊園地」です
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
22
作家さんの過去作を辿ったらこれだった。戦争をしないために双方が演出に頑張ってるってのが面白い。2024/05/23
Koning
7
あまりに一気に読んだので感想は最終巻に(え2014/01/13
柏葉
7
「宇宙軍士官学校」より筆者繋がりで購入。艦隊での戦闘のあるスペースオペラ。主人公は士官学校を出たばかりの少年。有力貴族の権力により辺境の惑星に配属させられ、平和な日常を過ごすはずが、本物の戦争が起こるようになって……という話。「宇宙軍士官学校」の方が対人間の戦闘であるだけに読みやすかったかな。楽しくなりそうな要素は整っているので、次巻も読んで判断したい。2013/07/29
浮草
5
「宇宙軍士官学校」からの本書。出版年は遡る。もっと少年向き。ゲームやシュミレーションから本物の戦争へという流れは同じ。これからでたまかチームが再結集するのかな?2018/05/16
呉藍
4
この奇妙なタイトルの謎は早々に解決されるとして、出て来る人々のいい人っぷりに脱帽です。『性格がいい』ではなく『イイ性格をしてる』なマイドらしいですが、類い稀な正直者で公平な人。信頼関係あってこその展開でたしかに都合はいいのだけど、のほほんと宇宙を守ってきたアウトニアを私も好きになりました。ハイパー執事の最期にはやはり衝撃を受けましたが……2012/02/21