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内容説明
全人類の翼手化計画を進めるディーヴァを阻止すべく、アメリカへと渡った小夜。だが、強制的な休眠期へと陥る彼女の活動期間にもタイムリミットが迫る。一方、リクとの子を宿したディーヴァは、次世代の女王を産みださんとしていた!数多の人々の運命を巻きこんだ二人の女王、その最終対決の行方は!?そして、小夜とハジの交わした“約束”とは―。大人気アニメの完全小説化、完結巻!未来に語り継ぐため今日を生き抜け、小夜。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なー
2
面白かったし、切なかった。泣いちゃった。特に、カイの成長ぶりが良い。青二才で、暑苦しくって嫌いだったが、彼がいたからこそ、この話は成り立っているのだろう。昨日の朗読会は素晴らしかったし、続編も楽しみ!まだまだ続いてほしい。2017/02/18
夜子
1
あらゆるシーンで、過ぎ去った時が戻らないことの残酷さを深く感じた。そして作中に登場する人物たちの それを受け止め歩いてゆく 強さや愛情を。サヤが動物園ではなくあの場所を「はじまりの場所」と呼んだのが、なによりも 明日を生きてゆくこころの表れだと思いたい。ひとの心をもち、翼手のリズムで生きてゆくサヤはいつかまた 休眠の先に大切なものを喪うのだろうけど、それでもどうか幸せであってほしい。それが彼女の大切な人たちの幸せでもあるといい。2014/07/28
tenteco
1
ディーバの最期とサヤのその反応に泣いてしまう。アニメ版の幸せそうなディーバと二人の赤ちゃんが寝そべっているカットがフラッシュバック。うわーん。2013/10/10
オクト
1
ついに決着。全体としてシュヴァリエや小夜のほうが人間味があったように思います。2011/12/28
橘未定
1
読んで良かったと思う。アニメとは相互補完的な関係で、アニメでは語られなかった部分が明らかになる。はじまりの場所へ向かうカイと小夜はアニメでのシーンを思い出して感情が揺さぶられた。ノベライズ小説そして映像の両者を最後まで見た今、現時点でのBLOOD+の物語は綺麗に終わりを迎えたと思う。この四冊で著者の文章は明らかに上達した。ちなみに表紙は個人的に裏主人公と確信している、宮城カイです。最後の表紙がディーヴァではなくカイというのは、すごく納得。カイはただの脇役じゃないと思います。2011/01/30