- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
内容説明
宇宙世紀0079。後に1年戦争と呼ばれることとなるジオン公国独立戦争は、いよいよ混迷を極めていた。ジオン軍第603技術試験隊による新兵器評価試験は、すでに過酷な実戦そのものとなり、支給される新兵器も、戦況の悪化とともに、既存の兵器を再利用した急造品となってゆく―理不尽な実戦試験、深い哀しみを経て、ついに舞台は最終決戦の地ア・バオア・クーへ。華やかな戦場の片隅で果敢に戦い続けた兵士たちの記録、感動の完結。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道夕張郡町長沼町生まれ。病院の検査技師の職に就きながら歴史、科学に関する造詣を深め、その後『大日本帝国欧州電撃作戦』(飛天出版)で作家デビュー。また、小松左京氏率いる「宇宙作家クラブ」にも所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
10
DVDを見たのが結構前で内容をあんまり覚えていないけど小説もDVDもあまり変わらなかった気がする。MSのデザインがイマイチ。もう少しカッコよくしても良かった気がする。カスペン大佐のゲルググくらいかな。もう一度DVDを見てみようかな。2012/10/04
barcarola
5
戦争もいよいよ末期で、悠長なことは言っていられない状況が伝わってくる。即実戦。その分、パイロットたちのドラマが前巻に比較してやや薄いかも。2024/01/20
ドウ
4
上巻の感想に粗方書いてしまったので細かい話だが、今回Eフィールドの学徒兵がジオン版ボールと言うべきオッゴを充てがわれた一方、ファーストではゲルググを新兵に回し熟練兵は使い慣れたザクやドムに乗っていることが示唆される。やはり主攻正面に当たるN,Sに高性能兵器を配備していたということなのだろうか。ノベライズそのものに対するコメントではないが、矛盾なく過去作品と整合させる工夫なのではないかと(かくいう私は、それ故にサンダーボルトを認めない頑固者です)、2024/07/10
色々甚平
3
戦争も終盤になり、ジオン軍に敗北色が濃くなっていた。資源もなくなり出来合いの兵器が開発され、それに乗る兵士の話。だが、一番印象が変わったのはカスペイン大佐。学徒兵でも自分が誇れる部隊の一員として見て、数ヶ月早く部隊にいたら、共に面白い戦いができた。という考えにグッっときてしまった。やはりアニメを見てないとわかりにくい戦闘シーンもあったが、全体的にしっかり心理描写も書き込まれているので、アニメも見てたら更に気持ちが変わる。2015/03/11
対馬 光龍
3
カスペン大佐をもっと好きになるための一冊