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内容説明
明治十年、日本は激しい歴史の波濤に翻弄されていた。ある晩、英国商館が何者かの手によって襲撃されるという事件が起こった。目撃者情報によると刺客は、死んだはずの男たち―新選組副長土方歳三、一番隊組長沖田総司。死亡者二十三名、行方不明者一名の大惨事はときの内務卿大久保利通の耳にするところとなる。浅黄色の剣鬼たちが「死の騎士」となって甦る!!第二回スニーカー大賞受賞第一作、大迫力のSFアクション長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
2
新選組版『魔界転生』もしくは新選組ゾンビ物、その中でももっとも秀逸な一作。一巻できちんと完結しているんですよ! 主人公に起用されたのは沖田総司。新選組の死者を復活させたメディアに造反し、ヒロインのミリアムを守りながら次第に自我を取り戻していくのですが、この沖田とミリアムの関係はとても魅力的。幕末を生き残った新選組として、藤田五郎=斎藤一も登場。刊行当時、ちょうど人気を得ていた『るろうに剣心』の斎藤一と何とかキャラがかぶらないように差別化しようとする著者の苦心がひしひしと感じられるのであります。星5つ。2020/03/18
まみりん
2
新選組ゾンビものかと思ったら少女の決死の逃避行で………えーとなんだろ?播磨弁な藤田は新鮮だし良いやつだし、関西弁キャラってズルいなあ。2014/07/23
胡瓜夫人
1
トリニティ・ブラッドの伏線と考えると結構面白く読める。フォーマットと愛が足りない。2010/07/06
凌
0
色々ぶっとんだ設定の新撰組ものを読みましたが、これはちょっと私には受け入れられなかったです…。愛がない。2003/12/25
栫
0
再読。あとがきにも、1冊にまとめるために削りまくったと書かれている。大人の事情なので仕方ない。でもそちらを読みたかったと大人になった私は思う。子供の頃初めてファンレターを書いた作品だったのよね。 あと、これが元となり、トリニティシリーズになるのかな?でももう作者さんはお亡くなりになってしまったので、完結を読めないのだけど。2024/05/21