角川文庫 角川スニーカー文庫 星の大地〈１〉

冴木 忍【著】

角川書店（1993/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 223p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044138035
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

砂漠を隔てて対峙する大国レーンドラとユハリシュ。大陸制覇を求める二国の戦いは長く続いていた。レーンドラの王女サウラに仕える侍女アゼルは、王女の身にたてつづけに起こった出来事にただ驚くばかりだった。突然の自殺、秘術を尽くした蘇生、甦った姫の別人のような変貌ぶり、そのうえ予見の力も死ぬ前の記憶もなくしたというのだ。唯一の手掛かりである男を探すため、こっそり城を抜け出した二人だが、わがまま王女と世間しらずの少女の旅が、もちろん無事ですむわけはなく…。待望のコミカル新ファンタジー、痛快娯楽活劇、開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[deltazulu]

いきなり姫様が……という展開にびっくりでしたが、仕えていた姫様の変わりように驚き、喧嘩しながらも仲のいいやり取りが素敵で、サウラとアゼル、陽気な吟遊詩人マリクの旅路が、どうなるのかワクワクしてたら……不穏な動きはあったけれど、こんなに早く倒れるとは思わなかったよ。宰相の野望にゾクッとする。でもこれもまだ序盤っぽい感じで、例の予見や予言者の行動など、いろいろ危ういものを感じるので、どうなるのか楽しみ。展開が早いから、予想以上のことが起きそう。

2010/06/02

[Bks]

もうどうしようもない展開なのですがそれも魅力です。飯田晴子さんの挿絵もすてきだったなあ…

2012/07/19

[rodinnk]

実家の蔵書を整理した時に救出された本。これは捨てられなかった。久々に読み返して、こういうファンタジーに憧れた少女時代を思い出して感慨深い。このシリーズは全三巻。もうしばらく、懐かしい記憶を辿ろう。

2019/10/10

[gozarow]

学生の時に読んだ本が引っ越しの掃除で出てきた。これ読み直したかったんだ。

2011/10/21

[treefolk]

実家から引っ張てきた。最初に手にとった冴木作品でもある。女の子が主人公とかそんなのは関係ないです

2011/06/02