角川文庫 角川スニーカー文庫<br> うたかたの楽園―センチメンタル・センシティヴ・シリーズ

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うたかたの楽園―センチメンタル・センシティヴ・シリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784044120023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

絵にかいたような南海の楽園ロータス・イーター島にやってきた、ナツノと亜美の迷コンビ。あっさりとテロを食い止め、後は久しぶりの休暇とシャレこむはずだった。ところが、ばったり会った、能力者センターの恩師ゲオルグ先生が、いきなり何者かにさらわれてしまったのだ。天候は最高、住民ものんびりしているこの楽園には何か、秘密がある。ゲオルグの友人という新聞記者のマックスとともに、探索に乗り出したナツノたちの前に現われたのは、異様な能力を秘めた、あどけない子供たちだった。おもしろ哀しい、ライト・ファンタジィ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寒上ぺそぎん

1
一般人よりほんの少し繊細(センシティヴ)にできているだけの、それ故に能力者(センシティヴ)として在る17歳の女の子ナツノの物語。前作同様さらりと書いてあるが、この作品の背景として描かれている、能力者(センシティヴ)への一般人のエゴ丸出しの対し方がひどくリアルに感じられる。それを踏まえた上で、最強クラスの能力をアクシデントで失ってもなお、マックスを守ろうとするナツノの姿にホロリとくる。どれだけ頑張ろうとも評価一つされるわけでもない、オトナというものに自分がなってしまったからこそ。2012/01/01

寒上ぺそぎん

0
★★★★★[5/5]2011/07/13

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