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内容説明
求人広告に応じて乗組んだ宇宙船「黄金のイルカ」号の船長マリリンは、その気のないぼくですら思わず見とれてしまうような美青年だった。それもそのはず、かれは天使のように美しい超能力者一族、ラフェール人の生残りの一人だったのだ。そして「イルカ」号は、恐怖の伝染病で滅びたラフェール文明の再興を使命としていた。こうしてマリリンとの冒険に乗り出したぼくだったが、恐るべき陰謀が待ちかまえていたのだ。壮大なスペース・オペラ開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
16
★★ 主人公が大げさに騒ぎまくったり、絶世のハンサムがオネエ言葉だったりは、当時は面白かったかもしれないけど今読むとちょっとね。2024/10/07
詩歌
11
マリリンとO2と、ついでに糸電話ロヴ君に再会したくて。「私、努力とか頑張るとかってキライなんですよね。そういうのって、退屈で飽きません? 少し無理するのが好きなんです。少し辛くて苦しいと、切なくて胸がドキドキするじゃありませんか。」マリリンの言葉はずっと心に残っています。「少し無理する」って「鬼」って表現を優しく言い直しただけ(笑) 津守さんと小林さんの組み合わせって癖になる。O2大好き!2014/09/07
すみの
9
『三千世界の鴉を殺し』登場のルシファード父・O2と母である女性体クローンの素・ラフェール最後の王子マリリアードの出逢いとその友情から巨大な悪の結社「ウロボロス」撃退を描いたスペース・オペラ。主人公はカバー中央の黒髪ロン毛のマリリアード(通称マリリン)。強くて優しく万能超絶美形の王子だが、コンピューター「オドロ」に育てられ話し言葉がなぜか女言葉。笑えます!そんなオネぇ風マリリンとO2とを結ぶのが、カバー右下のロヴ。マリリン、O2ほどではないが「精神共鳴」の潜在的テレパシスト。若き日のオルガ・シオが船医で登場2014/07/24
まりもん
8
ちょっとO2の初登場が読みたくなって再読。ロヴの記憶をいじったりと情報部として容赦なく仕事しているなぁと感心。マリリアードも女性言葉と仕草をしていたなぁと再確認。2012/02/07
とんぶり
6
何度目かの再読。O2が好きすぎる。ところで文中では神のように美しいとか誰もが振り返る美貌とかさんざ言われているマリリンが、このイラストだと妙にまつ毛の長いガチマッチョにしか見えないんですがこれ以上は自粛しますごめんなさい小林智美さんのファンの方すみませんもう言いません。とにかく脳内で藍川さとるさんのイラストに変換しながら読んでいます。2011/06/29