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内容説明
ザンスカール帝国の女王。マリアがシャクティのお母さん。驚くべき真実を知ってしまったウッソは、母娘の目に見えぬ絆の前に茫然と立尽すしかなかった。そんな彼を必死に励ます子供達。その力に支えられて、ウッソは再度、シャクティと共に帝国脱出を計るのだが、皮肉にも今度は味方の空爆攻撃がふたりを引き裂いてしまう。遣瀬なさに襲われるウッソ。しかし戦局の拡大は、小年の苦悩を粉々に砕き、更なる悲劇へと導いていく。シリーズ第4弾、佳境へ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おMP夫人
6
小説版オリジナル要素がより強くなっていると思います。V2ガンダムが出てこないかわりにセカンドヴィクトリーという機体が登場するのがその最たるところでしょう。個人的には、バイク戦艦が出てこないのが残念でなりません。もっともあれはスポンサーの強硬姿勢に富野監督が自棄を起こした産物らしいので登場しなくて当然なのかもしれませんが。そのおかげでVガンダムを象徴する「母さんです...」のシーンも変更になっていますので、それはそれでアニメより幾分ソフトになっているかもしれません。2012/11/23
ryuetto
3
ザンスカール帝国に子供たちだけで進入し、シャクティに会えたはいいけど、あっという間にまた別れちゃって、こんな場所で、子供たちだけでどうするんだろう? という興味で読み進むことができた。いろいろあったけど、シャクティ以外の全員が、無事、リーンホースに帰り着いたみたいで、よかった。シャクティがこれからどうなるのかは残った宿題ですが・・・。 ウッソも無事、両親と再会できたし、母親が死ぬのはアニメもそうだけど、死に方はアニメほど残酷ではなかった気がするので、その方がよいかと。2015/01/16
姉勤
2
小説オリジナル機体、Vセカンドと帰艦後にウッソを待ち受ける悲劇。アニメより登場人物が少ない分、補完する様な描写が多い。2012/02/19
あつよし
2
テンポがよくなって、読みやすくなってきた。sfっぽい設定に飲まれないドラマ展開はさすが。2010/03/07
黒蜜
1
男女の話。クロノクルがカテジナを前に男らしさを出したいと思うあたりは可愛いもんで、シュラク隊の隊長で勇ましかったジュンコがやっぱり好きな男性の子供を欲しがるところとか、それに影響されてシュラク隊のメンバーたちがやけに母性に目覚めるところなんざ、結局は女性は好きな男との子どもを残したいという本能に突き動かされるんだろって感じじゃん。その一方でウッソの父のサイコパスぶりとか、母もそういう気があるからハンゲルグと子どもを作ったのかわからないが、母親らしい情が今一つなんだよね。アムロの母に比べるとだいぶ違う。2020/03/02