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出版社内容情報
富野 由悠季[トミノ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
人類が、増えすぎた人口のはけ口を宇宙に求めてから、すでに一世紀以上が経っていた。反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンをひきいる青年ハサウェイ・ノアは、地球降下のために乗ったスペースシャトルのハイジャック事件を通して、少女ギギ・アンダルシアと出会う。地球に降り、マフティーの本隊と合流したハサウェイは、最新鋭のモビルスーツ、クスイーガンダムをうけとったが、対マフティー部隊のケネス大佐は、執ように追る。待望のガンダム・ノベル最新刊ついにその第2巻が登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
84
図書館本。約30年振りの再読。Ξ(クスイー)ガンダムを駆るハサウェイ・ノア。彼は反地球連邦政府を掲げる「マフティー」の旗頭だった。テロ側に主役がいるってのも複雑な感じがするが、これはこれで面白い。中巻では、ハサウェイの両親も登場。今後物語にどう絡んでくるのか。相変わらず、ギギとケネス大佐との関係も微妙。下巻での結末ははっきりと覚えているので、そこまでの物語の過程を噛みしめたい。★★★★☆2017/11/18
『よ♪』
62
今度のガンダムもヒロインには翻弄される──ガンダム史上初のテロリストで、最も地味顔ヒーローのハサウェイ。だが、そこはやはりガンダム。ヒロインには翻弄されまくるのだ。インドネシアの島々からオーストラリアのダーウィンに。そこから更にエアーズ・ロックへ。舞台はめまぐるしく変わる。戦局気になる、あの子も気になる。昔も今も未来も同じ。若い欲望、抑制中♪こういう見方も楽しくて、出番の少ないガンダム乙💦終盤近くに漸く登場、ミライさんにブライトさん。息子の野望もつゆ知らず。どうなることやら、続きは下巻へ!2019/06/15
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36
🌟🌟🌟🌟☆。2026年1月公開に合わせて読了。不法移民やテロリストを見つけ拘禁、コロニーへ送致、あるいはその場で処刑等を行う「マンハンター」。その存在はかつてのナチス・ドイツのSS、秘密警察と性格が似ている。それを今度のアデレード閣僚会議で合法化しよう、というのが彼等の目的。今風に言うとテーマは「分断」。それを阻むのが反地球連邦組織、秘密結社マフティー。話は救いがないくらい暗い。それから特に女性が生々しい描写が多い。それとは逆に南国の爽やかな雰囲気のアンバランスがとても良い。とても繊細な話。2025/11/05
Y2K☮
30
はるかな未来の話なのに古く感じる。キャラが男も女もどうにも昭和なのだ。昭和というかバブル期。裕福な老人の愛人で更にハサウェイとケネスに二股を掛けるギギの気取り方が寒い寒い。ベッドに下着を置いて「アデュー、わたしのパトロン」とかダサ過ぎて鳥肌が立つ。冨野さん、以前に「ガンダム見ている暇があったら女を口説け」って云ってたけど「そんなに女を口説いたのなら、その経験をもっと小説に活かして下さい」と返す。これアニメ化するの? ならギギを外して、もっとテロリストの葛藤や政府に批判的な軍人の迷いにフォーカスすべきかと。2018/06/29
Die-Go
25
図書館本。中巻と言うものは総じて中弛みとなりがちだが、個人的には面白かった。恐らく映像化される時にはモビルスーツ戦は昼間の描写が増えるだろうから、第一部のように夜の戦闘で何がなんだかわからない状態にはならないだろう。楽しみ。2022/07/24




