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出版社内容情報
富野 由悠季[トミノ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
人類が、増加する人口のはけ口を宇宙に求めてから、すでに一世紀以上が経過していた。宇宙世紀0100年代。シャア・アズナブルが起したネオ・ジオン抗争をくぐりぬけたハサウェイ・ノアが体験する、新たな闘い。ミノフスキー・クラフトを搭載したΞ(クスイー)ガンダムが、紺碧の空に乱舞する―。アニメ界の巨星が綴る、遙かなる魂の伝説、圧倒的な人気に応えてここに再び登場なる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
84
図書館本。再読。前回は30年近く前に読んだ。歴代ニュータイプを配下に置いていた高名なブライト・ノア艦長の息子、ハサウェイは、10年程前の「シャアの反乱」をくぐり抜け、対地球連邦の組織マフティーの一員として新たなガンダムを駆る。不思議な少女ギギや地球連邦軍のケネス大佐との出会いを通して複雑な状況へと陥る。映像化されていないガンダムものであるため、美樹本春彦による美しい挿し絵が創造力を高めてくれる。読みやすく、次の展開が楽しみ。★★★★☆2017/11/18
『よ♪』
65
今度のガンダムはテロリストだ──今冬の映画3部作に向けて予習。…というか再読。30年前に書かれた作品と云うのがスゴい。今日でさえ私達は"テロリスト"と呼ばれる集団を悪の象徴の様に捉え、また各メディア達もそう伝え騒ぎ立てることに些かの躊躇もない。そこにヒーロー像など微塵も感じさせない様に教育されている。でも、そこには、そうするだけの、彼らなりの正義があるんじゃないだろうか。嘗てこの作品を読んでそんな風に考えるようになった少年の頃の私……。と、古い青臭い感情を思い出して自分で照れつつ中巻へ💦2019/06/11
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37
🌟🌟🌟🌟☆。およそ35年前傑作。リリースから今年5月で何と81刷。その上巻。2026年1月に劇場版第二弾『キルケーの魔女』に備えての予習復習。実はリリース当初一度購入したのだが、その時は今よりもっと読書経験値も浅く読解力もなかったので、挫折した。今は考察動画もあって映画も上映してくれたからリベンジする際の手助けになった。活字も大きい。それでも富野文学は行間の読み込みが必要だし、難解な説明や擬音も多彩なので難易度は高い。今回は連邦閣僚、官僚が地球に降り立ちハサウェイがξガンダムを受領するまで。2025/10/30
Die-Go
32
再々読。映画を観てから読んでみると、いかに小説を映像化に力を注いだのかがよくわかる。2022/07/17
Y2K☮
27
「シャアの反乱」から十余年。平和に溺れて増長し、地球を私物化して汚し続ける連邦政府の特権階級。連中を正す為に動く秘密結社マフティー。理念はいい。でもその実態は標的を要人に限るとはいえ、れっきとしたテロ集団。先頭に立つハサウェイはアムロから優しさとガンダムを、シャアから純粋さとニュータイプ思想を受け継いだ新世代。小悪魔な少女に翻弄される所まで一緒。だが甘い。アムロが健在なら暴力革命など許さぬし、シャアならテロ組織ではなく別の国家を立ち上げて堂々と戦う。半端な止揚はただの虻蜂取らずとなぜ気づかない? 中巻へ。2018/05/29
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