角川文庫 伝説巨神イデオン〈１ 覚醒編〉

富野 由悠季【著】

角川書店（1987/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 289p／高さ 15X11cm
• 商品コード 9784044101183
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

時は、はるかな未来。外宇宙の植民惑星「ソロ星」において、３体の巨大なメカニズムが発掘された。それは、かつてソロ星の支配者だった「第３文明人」の遺産であった。おりしも、発掘現場に、新たな異星人が出現。ふとした偶然から、地球人と異星人「バッフクラン」は交戦状態に入る。バックフランの攻撃で父を失った少年ユウキ・コスモは、第３文明人のメカニズムの中に身を隠す。その時、眠っていた「何か」が目覚めた。見るまに合体する３体のメカ。そこに現われたのは、全長１００メートルの巨神―イデオン！アニメ界の巨星・富野由悠季が描くスーパーＳＦ巨編、ついに登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[姉勤]

オモチャ然としたロボットと、ピンクや水色などの、当時は奇抜な髪の色のキャラクターを押し付けられた富野監督が繰り出した、飯綱落しのような回答が本作。そのノベライズ。（それらに対する、きっちり自虐的な皮肉な描写も笑いを誘う。）これもアニメありきの作品なので、キャラクターやメカニックを形容する描写はあっさりしているが、アニメで語られない作品社会のバックボーンは念入りに描かれている。人の持つ責任感や義務感などの「＋の業」も破滅への道標。

2013/08/22

[6 - hey]

自分が一番好きなアニメ。この巻を読めばなぜ打ち切られたかわかる気がする。ほとんど戦闘シーンがない。

2012/10/08