出版社内容情報
季節ごとに、公園の緑地や学校のビオトープなど、身近な場所で観察できる虫を取り上げ、興味深い形や色模様、面白い生態を貴重な生態写真を使って紹介。セミやトンボ、カマキリのほか、美しいハエやサソリのようなカニムシの仲間、ドアのある家に住むトタテグモなども登場。外来種や小学校での昆虫調査の例も収録。
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【はじめに より】
この本を手に取ってくれたあなたは虫に興味があるのでしょう。結構詳しい人かもしれません。あなたが「そんなの知ってるよ」と思うようなことばかり書いてもつまらないので、この本では、他ではあまり取り上げられることのない、ちょっとマイナーな虫たちを紹介することを心がけました。
といっても、珍しいものを集めたのではありません。この本には、公園の緑地や学校のビオトープ(その地域の生物が棲めるように作られた場所。池などの水辺のイメージがありますが、水辺のないビオトープもあります)など、身近な場所で観察できる虫がたくさん出てきます。
つまり、「本物を見てみたいな」と思ったら、きっと近所で、少なくとも近い仲間なら見つけることができるのです。探しに行ってみましょう。虫を探すのは、それはもう、一生やめられないほど楽しいですよ。
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【本書の特長】
・季節ごとに、公園の緑地や学校のビオトープなど、身近な場所で観察できる虫を取り上げ、興味深い形や色模様、面白い生態を貴重な生態写真を使って紹介します。
・夏のセミの羽化観察や、秋の鳴く虫、水辺のトンボといった有名どころに加えて、美しいハエやサソリのようなカニムシの仲間、ドアのある家に住むトタテグモなど、ほかの本では取り上げられることのない虫もたくさん登場します。
・近年、増加傾向にある外来種や、著者が実践する小学校での昆虫調査の事例もコラムとして紹介しました。
・掲載した虫の種名索引付き。
・壁新聞のようなデザインは見ていてい楽しく、子どもたちが自分で調べたことをまとめる際の参考になります。
・文一総合出版の児童書「季節の生きもの事典」シリーズは、小学3年生「身のまわりの生物」、4年生「季節と生物」、6年生「生物と環境」に関する内容を発展させて学べる内容です。