角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日本の面影〈2〉

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角川文庫 角川ソフィア文庫
日本の面影〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094867
  • NDC分類 934
  • Cコード C0197

出版社内容情報

代表作『知られぬ日本の面影』を新編集する待望の第2弾。「鎌倉・江ノ島詣で」「八重垣神社」「美保関にて」「二つの珍しい祭日」ほか、日本に対するハーンの想いと細緻な眼差しを感じる新訳十編。

内容説明

日本への“巡礼の旅”の一歩をしるす「鎌倉・江ノ島詣で」、物語作家としての手腕が遺撼なく発揮された「美保関にて」「日御碕にて」、私たちが忘れかけている風習や信仰を想い出させる「二つの珍しい祭日」「伯耆から隠岐へ」―代表作『知られぬ日本の面影』から、詩情あふれる新訳で十編を新編集。小泉セツが語る感動的な『思い出の記』も付載する。ハーンの描く、失われゆく美しい日本の姿を感じる、文庫オリジナルの第2弾!

目次

弘法大師の書
鎌倉・江ノ島詣で
盆市
美保関にて
日御碕にて
八重垣神社

二つの珍しい祭日
伯耆から隠岐へ
幽霊とお化け

著者等紹介

ハーン,ラフカディオ[ハーン,ラフカディオ] [Hearn,Lafcadio]
1850年、ギリシアのイオニア諸島にあるレフカダ島で、アイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれる。幼くして父母と別れ、19歳でアメリカに渡る。以後、世界各地を転々とし、90年、通信記者として来日。同年、小泉節子と結婚。96年帰化し、小泉八雲と改名。英語、英文学を講じる一方、日本人の内面や日本文化の本質を明らかにする作品を描き続けた。1904年没

池田雅之[イケダマサユキ]
三重県尾鷲市出身。早稲田大学教授・同国際言語文化研究所所長。比較文学・比較基層文化論専攻。NPO法人鎌倉てらこや顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
小泉八雲の「日本の面影」第2作です。第1作に収められなかった10の作品を集めています。とくに「鎌倉・江ノ島詣で」は昔の情景が描かれていて非常に参考になりました。また「日御碕にて」というのは私も行ったところであったのでなつかしく感じられましたが昔は船でしか行かれなかったようで大変であったというのがよくわかります。また奥さんであった小泉節による「思い出の記」も八雲の普段を知ることができました。2022/11/15

HANA

58
相変わらずハーンの描く明治日本は穏やかで細部に神が宿り、幻想と童話が地続きの理想郷みたい。出雲旅行が中心となっていた前巻に引き続いて、今回も出雲を巡る旅が多めとなっている。それでも惹き付けられたのは旅行という非日常以外の部分、「盆市」や「狐」「二つの珍しい祭日」といった日常を描いた所かなあ。日常、どこにでもあるようなありふれた一日がハーンの筆にかかると、それはフェアリーランドに一変してしまう。巻末に「思い出の記」、久々に読み返したが、これらの文章がハーンの人柄と不即不離にあるのだなと納得させられた。2024/03/26

らぱん

48
続編はかなりトーンが違う。べた褒め感が薄くなり、シニカルにも見えるクールで突き放した面白さに笑えるところもあった。見世物小屋やお化け屋敷を探訪するくだりはそうとう可笑しい。ジャーナリスティックなあるいは民俗学的な側面を強く感じ、柳田國男や宮本常一以前としての興味深さもある。また、この巻の楽しみは付録の小泉節子による「思い出の記」で父や夫としてのハーンや小泉家の様子が微笑ましく、たどたどしい日本語会話に見えてくるハーンの人間像があり、ハーンの著作が節子とやり取りの中で出来上がったというような論を納得した。↓2019/11/15

Roko

30
最後に収められている、小泉節子さんの「思い出の記」がとてもステキでした。夫の人となり、正直すぎるほど正直なこと、洋服よりも和服、特に浴衣が大好きだったこと。こどもが好きだったのに、自分の子どもたちが大きくなれるまで、自分が生きていられないだろうことをわかっていたこと。などがつづられています。 『ヘルンの好きなものをくりかえして列べて申しますと、西、夕焼け、夏、海、遊泳、芭蕉、杉、淋しい墓地、虫、怪談、浦島、蓬莱などでございました。』2026/03/29

ケイトKATE

27
ラフカディオ・ハーン研究の第一人者である池田雅之訳による『日本の面影』の続編。本書では、鎌倉や江ノ島、隠岐島に訪れた時の様子が綴られている。特に、私は鎌倉と江ノ島に行ったことがあるのでハーンの文章を読みながら追体験できた。ハーンが『日本の面影』で日本を絶賛しているが、あくまでも自然と昔から続く風習を大切にしている日本を愛していたのであって、近代化していった日本に対して失望したに違いない。巻末には、妻セツによる回想が掲載されている。身近にいたこともあってハーンの人物像が生き生きと語られて貴重である。2026/04/16

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