内容説明
「歳をとったらなるべく『あるがまま』がいい」「『いのち』は本能で動いている」「未来の約束をすることは、大きな生きる力になる」―。98歳の現役ドクターと90歳の現役俳人が、生い立ちや生きがい、与えられた使命などを率直に語り合う。授かった命や運を世の中にどう返していくか、健康感と幸福感をもって毎日を送るためにどうすればよいか。はつらつと年を重ねるために欠かせない心のあり方がわかる。生き方のヒント。
目次
第1章 日本二大快老人(秩父育ちの俳人;戦争末期、トラック島での体験 ほか)
第2章 「いのち」は時間(いのちは時間;「いのちの授業」の始まり ほか)
第3章 健康と日常生活(うつぶせ睡眠法;幸福感、健康感があればいい ほか)
第4章 死後も見すえた未来志向(十年先のことを考えよう;まだ創めることがある ほか)
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年、山口県生まれ。医師。京都帝国大学医学部修了。聖路加国際病院に赴任以来、予防医学、終末期医療、医学・看護教育などの教育改革に力を注ぐ。現在、同病院名誉院長、理事長。2000年「新老人の会」設立、同会会長。2005年文化勲章受章
金子兜太[カネコトウタ]
1919年、埼玉県生まれ。俳人。朝日俳壇選者、現代俳句協会名誉会長を務める。日本藝術院会員。文化功労者。東京帝国大学経済学部卒業後、日本銀行に入行し、従軍を経て復職。定年退職後、俳句に専念。2010年、第51回毎日芸術賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。