内容説明
地方の農園に生まれ、学校でスポーツと探検に明け暮れた少年は、愛国主義者、ゲリラ戦士、キューバ革命の指導者へと成長していく。家族とともにすごした幼いころの田舎での生活から、政治に目覚め、理想のために行動を起こす青年期までの軌跡。
目次
第1章 フィデルという名の少年
第2章 ユニバーシティ・デイズ
第3章 コロンビア1948―革命の予行演習
第4章 モンカダ襲撃に向けて
第5章 監獄からの手紙1953‐1955
著者等紹介
カストロ=ルス,フィデル[カストロルス,フィデル][Castro Luz,Fidel]
1926年8月13日、旧オリエンテ州ビラン生まれ。カトリック系私立校をへて、ハバナ大学法学部卒業。バティスタ独裁政権に対抗して1953年7月26日、モンカダ兵営襲撃を計画し失敗。1955年5月に恩赦を受けメキシコに亡命。1956年12月、チェ・ゲバラや弟ラウルら、81人のゲリラ戦士とともに、「グランマ号」でキューバに上陸。シエラ・マエストラの山中を拠点に革命闘争を繰り広げる。1959年1月1日、バティスタ将軍の国外逃亡により革命を成功させる。同年2月よりキューバ首相、1976年12月より国家評議会議長と閣僚評議会議長。2006年、病気療養にともないラウルに権限を暫定移譲
柳原孝敦[ヤナギハラタカアツ]
東京外国語大学准教授。1963年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程地域文化専攻単位取得満期退学。法政大学助教授、ロムロ・ガリェーゴス・ラテンアメリカ研究センター客員研究員を経て現職。ラテンアメリカ文学・思想・文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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