角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 壊れた脳 生存する知

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角川文庫 角川ソフィア文庫
壊れた脳 生存する知

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094133
  • NDC分類 916
  • Cコード C0170

内容説明

3度の脳出血で重い脳障害を抱えた外科医の著者。靴の前後が分からない。時計が読めない。そして、世界の左半分に「気がつかない」…。見た目の普通さゆえに周りから理解されにくい「高次脳機能障害」の苦しみ。だが損傷後も脳は驚異的な成長と回復を続けた。リハビリをはじめとする医療現場や、障害者を取り巻く社会環境への提言など、障害の当事者が「壊れた脳」で生きる日常の思いを綴る。諦めない心とユーモアに満ちた感動の手記。

目次

文庫版序文 「あきらめないで!」
序章 壊れた脳の中、教えます
第1章 私は奇想天外な世界の住人
第2章 脳に潜んでいた病気の芽
第3章 病気を科学してみたら
第4章 あわや植物人間
第5章 世間はどこもバリアだらけ
第6章 普通の暮らしが最高のリハビリ
文庫版あとがき 「脳の中のもうひとりの私」、そして「今の私」

著者等紹介

山田規畝子[ヤマダキクコ]
1964年、香川県生まれ。東京女子医科大学卒。同大学病院、香川医科大学(現・香川大学医学部)勤務を経て、実家・山田整形外科病院院長に。33歳の時の2度目の脳出血で脳梗塞を併発、軽微な高次脳機能障害を発症。37歳で3度目の脳出血、重篤な高次脳機能障害を発症、半側空間無視など新たな後遺症が加わる。発症時からの自分の症状や自前のリハビリ法などを書き綴った『壊れた脳 生存する知』(講談社)が医学界内外から大反響を呼ぶ。現在は医師を休業、高次脳機能障害の社会的認知度を高めるための講演・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チャーリブ

54
整形外科医の著者は、37歳のときに3度目の脳卒中を起こし、重い脳障害(高次脳機能障害)の後遺症を抱えた生活を余儀なくされます。空間が(遠近感のない)二次元に見えたり、数秒前の記憶がなかったり、時計の文字盤が読めなかったりと様々な障害のエピソードが客観的・医学的に、そして明るいタッチで描かれています。気が滅入るような話の中にも希望の光が見いだせるように書かれているところがすばらしい。たいていの人はいつか「障害」と生きる日が来ます。いろんな意味で参考になる一冊。○2022/10/27

Roko

37
様々な試行錯誤を重ねて生きている山田さんが持つ患者としての視点、医師としての視点、その両方が重なることってとても意義あることだと思うのです。これまで患者側から伝えられなかった部分を、もっともっと多くの人に伝えて欲しいなと思うのです。2022/01/08

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

36
著者は凄く強い方だと思うし、何より驚異の生命力だ。脳に深刻なダメージを受けて、高次脳機能障害を抱えて、こんなにも意欲的に頑張れるのは並大抵のことではない。症状は全く違うのだけれども、希望を持つことができる。「障害をもつ本人には、あきらめないでほしいと言いたいのです。」この言葉に強く勇気付けられた。「時間が必要だということ、少しでも生きている脳みそさえあれば、これから新しいことを覚えていけるということ。」あきらめないでほしい。心からそう思う。言語は比較的無事で、とはいえ障害を抱えて苦労しながらの執筆に感謝。2019/12/23

mukimi

33
37歳までに三度の脳出血を発症し高次脳機能障害とともに生きる女医の経験談である。障害を受け容れ、整形外科医を諦めながらも、自分だからこそ出来ることを模索し脳リハビリ医へ転向し、一生回復!生き残ったぞー!と勝利宣言をしながら毎日に感謝して生きる姿勢には心が奮い立たされる。そして、一人息子・介護少年まあちゃんへの手紙には涙が溢れた。「まあちゃんがいてくれたからお母ちゃんは天国へいかずにすんだよ。」神経医学的にも子育て記録としても女医の闘病記としても貴重な記録である。大切に読み返したい一冊になった。2016/02/18

飯田健雄

29
この著作も高次脳機能障害に伴う認識の退行。著者が神秘の脳と書いているように、さらに脳神経医学は発展していくだろう。哲学のlebens raum は縮小してしまうのか。2020/06/21

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