角川文庫 角川ソフィア文庫<br> ブッダが考えたこと―仏教のはじまりを読む

個数:
電子版価格
¥352
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫 角川ソフィア文庫
ブッダが考えたこと―仏教のはじまりを読む

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年04月30日 00時18分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044089177
  • NDC分類 181
  • Cコード C0115

出版社内容情報

非常識で非人情――。恐るべき天才、ブッダの本性を読み解く

この世に生きる私たちが、苦しみから逃れられないのはなぜか。苦しみはどこから生じ、これを断つにはどうすればよいのか。
ブッダが得た「悟り」の本質をインド哲学の内側から捉えなおすとき、徹底して人間的に思考するがゆえに人間を超越してしまう、孤独な天才の姿が浮かび上がる。
真の悟りは知性を求め、知性は孤立を恐れぬ勇気を求める――。従来の仏教学が見落としてきたブッダの哲学的独創性へと分け入っていく、刺激的論考!

(本書は、『ブッダが考えたこと これが最初の仏教だ』を改題し文庫化したものです)

はじめに
第一章 仏教誕生の土壌 ―― 輪廻思想と出家
第二章 苦楽中道 ―― いかに苦しみを滅するのか
第三章 全知者ゴータマ・ブッダの「知」
第四章 無意味な生を生きる ―― 修行完成者の歩む道
第五章 苦、無常、非我とは何か
第六章 非人情、すなわち哲学
 おわりに
 文庫版へのあとがき

内容説明

この世に生きる私たちが、苦しみから逃れられないのはなぜか。苦しみはどこから生じ、これを断つにはどうすればよいのか。ブッダが得た「悟り」の本質をインド哲学の内側から捉えなおすとき、徹底して人間的に思考するがゆえに人間を超越してしまう、孤独な天才の姿が浮かび上がる。真の悟りは知性を求め、知性は孤立を恐れぬ勇気を求める―。従来の仏教学が見落としてきたブッダの哲学的独創性へと分け入っていく刺激的論考。

目次

第1章 仏教誕生の土壌―輪廻思想と出家
第2章 苦楽中道―いかに苦しみを滅するのか
第3章 全知者ゴータマ・ブッダの「知」
第4章 無意味な生を生きる―修行完成者の歩む道
第5章 苦、無常、非我とは何か
第6章 非人情、すなわち哲学

著者等紹介

宮元啓一[ミヤモトケイイチ]
1948年生まれ。國學院大學特任教授。東京大学文学部卒業、同大学大学院博士課程修了。博士(文学)。インド哲学、仏教学を専門とし、2009年に中村元東方学術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

36
(再読)初読時と変わらず、概ね著者の述べているいることに賛意をもてた。以前は、なぜ賛意をもてたのか自覚できなかったが、今回は賛意の理由が明確になった。すなわち、本書におけるブッダの考えへの解釈は、主観的実存主義ならびに経験論における視点に立ったものであるということである。逆に言えば大乗仏教や俗説における、非主観的な視点を一切持ち込まない視点に立った解釈ということになる。換言するなら、前者は一人称視点による仏教解釈であり、後者は二人称、三人称、神視点による仏教解釈と言えるということだ。だが、一人称視点には、2021/12/03

イプシロン

27
これまで様々な仏教に関する本を読んできたが、本書が最も正確にゴータマの教えの核心をついていると思えた。ただしその核心に触れると、――解脱というものがどういうものかを知ると――生きることに意味も目的もないということを知ったうえで生きなければならないという大問題に突き当たるようだ。これを解決するのは容易ではないが、ゴータマの生き様にその答えがあるのだろう。ここで詳しくは語れないが、教えを説くことであらゆる人に貢献すること、説いた教えが受け入れられようが受け入れられまいが意味をなすという生き様がそれなのだろう。2018/09/05

fishdeleuze

25
神秘主義的および過度な人間主義的な解釈を否定し、ブッダが出家、苦行を経て、菩提樹のもとで成道するまでを論理的に記述する。ブッダは実践主義的、経験論者であり、その天才的な独創性と明晰な思考のもとに初期仏教は完成されたと論じる。苦楽中道に立つこと、そして根本的な生存欲こそが、さまざまな欲望の元であり、これらを徹底して思考すること、すなわち智慧(如実知見)でもって、輪廻的な生存にまつわるあらゆる経験的事実が構成している因果関係の鎖を徹底的に観察、考察しなければならないとして十二因縁観と四聖諦説を体系化した。 2016/02/29

はちめ

14
実存主義、経験主義、実証主義的な生きたシャカムニの解釈。用いるテクストの多くはスッタニパータなど中村元による翻訳であり、原始仏典の読み方としても参考になる。 一つ気になるのが輪廻に関する考え方で、シャカムニが輪廻を語らなかったと言うのが暴論なのは分かるが、語ったのは待機説法として語ったのであり、経験主義者であるシャカムニは経験的に知り得ない輪廻自体について語り得ないはずだとは書かれていない。逆にシャカムニは輪廻自体を認めていた的な書き方になっている。どうなんだろうか。☆☆☆☆★2020/01/11

SGM

9
★★☆なんとなく面白いけど、なんとなくしか分からない感じ。自分の仏教知識が不足していて理解できないところもあるが、もう少し平易かつ分かりやすく書いてほしい。全体的に文章が下手で主張が頭に入ってこない。あと文章から独善的な感じがした。実際問題、ブッダのホントのことなんて誰も分かるわけないし、それをわかった風に言ってるのがやや滑稽に思えた。2018/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9901848
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。