非戦と仏教 - 「批判原理としての浄土」からの問い

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非戦と仏教 - 「批判原理としての浄土」からの問い

  • 著者名:菱木政晴【著】
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  • 有限会社白澤社(2023/02発売)
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  • ISBN:9784768479117

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内容説明

支配イデオロギーとしての宗教から解放の宗教へ。非戦・非暴力の視点から、釈迦、親鸞の思想を捉え直す。

「殺してはならぬ、殺させてはならぬ」(『ダンマパダ』)を教義の一つとする仏教は、非戦・非暴力の宗教のように見えながら、実際には過去に戦争を賛美し殺し合いを強いてきた。戦争・紛争の止まない現代にあって、仏教は暴力を防ぐことはできないのか。非戦・非暴力の視点から、釈迦、親鸞の思想を捉え直すとともに、今村仁司『清沢満之の思想』を題材に、清沢の思想と今村の暴力論を批判的に検証する。

【著者】
菱木政晴
宗教学者、真宗大谷派僧侶、元同朋大学特任教授。長年にわたり真宗大谷派の戦争責任を追及すると同時に平和と人権の市民運動に関わる。著書に、『浄土真宗の戦争責任』(岩波ブックレット)、『解放の宗教へ』(緑風出版)、『ただ念仏して──親鸞・法然からの励まし』、『極楽の人数──高木顕明『余が社会主義』を読む』、『平和と平等の浄土論──真宗伝統教学再考』(以上、白澤社)など。共著に『殉教と殉国と信仰と──死者をたたえるのは誰のためか』(白澤社)。翻訳書に、ホワイトヘッド『観念の冒険』(松嶺社)など。

目次

第1章 近代ヒューマニズムと暴力
第2章 仏教は「苦しみ」からの解放をもたらすか──「解放仏教」試論
第3章 近代の日本と仏教思想──真宗大谷派の「近代教学」再検討
第4章 仏教は暴力を防げるのか──今村仁司『清沢満之の思想』を読む

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