内容説明
「アイツらヘンな奴らだ」。園長をはじめ、旭山動物園で働く人たちは他の動物園関係者からそういわれていました。常識はずれのことばかりやっていたからです。しかし、彼らこそ動物が大好きで、動物のことを彼らの立場で考えていました。何度も動物たちと本気でぶつかり合い、やがて動物たちにとって居心地のいい動物園ができました。この本は、旭山動物園の成功物語ではありません。動物たちの眼で見た旭山動物園のお話です。
目次
1 野生動物はペットじゃない(サムのいかり;仲の悪いゴリラ;ナナちゃん、何を思い出していたの?)
2 四〇〇〇通りの生きかた(ダチョウ君がほしかったもの;ヒトって何?;ゴクウの赤ちゃん)
3 動物園のピンチ(おかねのない動物園;どん底でも楽しい人たち;「あざらし館」誕生)
4 にこにこ笑って生きよう(片羽のカラス;チゴハヤブサを放つ;森を捨てたヒト)
著者等紹介
浜なつ子[ハマナツコ]
ノンフィクション・ライター。立教大学大学院修了。シカゴ大学マスター・オブ・アーツ。在学中より執筆活動を開始。産経新聞婦人欄担当記者を長年勤め独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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