出版社内容情報
信仰と生活が結びついた宗教行事からみえてくる、祖先が大切した宗教世界!正月に食べる餅が大寺院の修正会へと繋がっていく――。歳時記の趣向で宗教にまつわる各地の年中行事を取り上げ、その基底に流れる日本古代の民俗と、祖先が大切に守ってきたものを解き明かした名著。
五来 重[ゴライ シゲル]
著・文・その他
内容説明
正月の鏡餅は、仏教行事の「修正会」の供物飾りだった―。彼岸、雛あそび、端午の節供、お盆、月見などの年中行事は、なぜ、始められたのか。その意味するものは何か。成立の背景には、祖先が大切にしてきた宗教的習俗があった。身近な存在であった神仏や祖霊に対する祈りと感謝によって月々の行事が形づくられる。そのプロセスをあざやかに読み解き、基底に流れる伝統的な日本の宗教世界を蘇らせた名著。
目次
新年
春
夏
秋
冬
著者等紹介
五来重[ゴライシゲル]
1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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