内容説明
二代将軍徳川秀忠から恐れられたという妻・お江。戦国時代の女性は、みな「男まさり」だったのだろうか。敵国に嫁ぐ女スパイ、夫亡き後の陣頭に立つ女戦国大名、夫の武器調達に資金援助をする妻―。男性中心に語られてきた戦国時代を夫婦や妻に焦点を当てて探ってみると、さまざまな生きざまが見えてくる。夫を戦場へ送り出した後の妻たちの役割や活躍を初めて明らかにし、新たなイメージで戦国の女性像を捉え直した意欲作。
目次
序章 戦国の妻たちへの誤解と実像
第1章 戦国時代の男と女の情報戦
第2章 武将の妻たちのネットワーク
第3章 「内助の功」を超えた妻たち
第4章 戦場で表に立った女たち
第5章 夫の合戦時、妻は何をしていたか
第6章 夫亡き後も続く妻たちの戦い
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年静岡市生まれ。静岡大学名誉教授。戦国時代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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