内容説明
冬の初めは穏やかな日々が続き、時には小春日もありますが、徐々に寒さも本番へ。木枯が吹きすさび、ものが凍る季節となっていきます。そして、クリスマスや忘年会の楽しい集いのあとは、新たな年を迎えるためのせわしない日々が続きます。鍋物などの美味しい食べ物や、スキーなどのスポーツも楽しめる季節です。やがて日差しが伸び、いつの間にか春がすぐ隣に。ハンディな中に句作りのヒントを満載。便利な歳時記の増補版。
目次
時候
天文
地理
生活
行事
動物
植物
冬の行事
冬の忌日
読めますか冬の季語
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
8
例句を読むに、春の歳時記と比べて、天文・地理で詠まれる静けさの美しい句と、生活・行事で詠まれる生活感のある句との落差がとくに激しく感じる。例句の中で気に入ったのは「蛍光灯 唄ふごと点き 冬浅し」(藤田湘子)。「雪女郎」や「冬の夕焼け」など使ってみたい季語は多いが、「寒雀(冬雀・ふくら雀)」が一番気になったので、これで一句作ってみることにする。「午睡して 木蓮に生る 冬すずめ」。冬の雀が膨らんでいるのは、肥えているわけではなく、羽の中に空気を入れて暖をとっているからだそうだ。2018/03/31
だいだい(橙)
3
読み終わってるというよりは、5年以上お世話になっています。歳時記は私のバイブル。四季が一つにまとまったものよりも、個別になっているものがおすすめ。きっと自分の好きな句が見つかりますよ。冬の季語で好きなのはやはり、大根系でしょうか。大根干す、大根引く、大根洗う、と、とにかく日本の冬にかかせない野菜なのです。♪ 大根引き大根で道を教えけり 一茶
v&b
2
第五版あるらしいが ざっとでも一通り読んでゆく2018/12/19
v&b
2
本屋で。類書と比べ廉価で、使いでも中々ありそう。編者春樹。2017/12/20
ゆう
2
三歩進んで二歩下がる感じで読んでたので時間かかった。やっぱり植物の項はいまいちピンと来ないので、写真付きのやつで読みたい。2013/02/03