出版社内容情報
日本人の心のふるさと、神話の世界をこの一「アマテラスの岩戸隠れ」「因幡の白兎」「スサノオのオロチ退治」――。日本人なら誰でも知っている神話を、天地創造神話・古代天皇に関する神話・神社創祀などに分類。神話の世界が現代語訳ですっきりわかる。
瓜生 中[ウリュウ ナカ]
著・文・その他
内容説明
「イザナギ・イザナミの国造り」「アマテラスの岩戸隠れ」「因幡の白兎」「ヤマトタケルのオロチ退治」など、子供のときから知っているはずなのに、意外にあやふやな神話の世界。誰でも知っておきたい神話を天地創造神話、古代天皇に関する神話、神社創祀の神話などに分類して紹介しました。やさしい現代語訳で複雑な神話の内容がすっきりわかるので、神々の活躍、狼藉、受難など、多岐にわたる神話の世界を心ゆくまで楽しめます。
目次
第1章 神話についての基礎知識
第2章 天地創造神話
第3章 高天原にまつわる神話
第4章 天孫降臨にまつわる神話
第5章 古代天皇にまつわる神話
第6章 神社にまつわる神話
著者等紹介
瓜生中[ウリュウナカ]
1954年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。東洋哲学専攻。仏教・インド関係に研究、執筆を行い現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
r.ramone
40
大変素直で人間より人間らしい、お茶目な日本の神様たち。陰部の怪我だの脱糞だのが日常茶飯事で、読んでいてつい笑ってしまった。地域の伝承とヤマト王権の正当性のプロパガンダとの違いを意識しながら読むのもおもしろかった。2020/10/28
紅香
34
改めて、こんなに古事記がファンタジーだとは思わなかった。頑固者の祖父が今のドラマやアニメは荒唐無稽で気に入らないと言っていたが、日本人は古代から荒唐無稽さを孕んだ物語を語らずにはいられないんだと祖父に言いたい。また喧嘩になりそうだから言わないけど。つまりそんな勢いで読む。突拍子もない物語から本質とメッセージを取り出すのは受け手だと思う。天武天皇の勅命で描かれた記紀は政治的な思惑が強い。朝廷の系譜が皇祖神であると強く位置づけたかったのは次の天皇、我が妻、持統天皇を守りたかった愛ゆえだと私は思う。面白かった。2019/07/27
Willie the Wildcat
27
長男に贈る前に一読・・・。神話の流れも、現代人にわかりやすく解説。かつ神事、しきたりの補足も充実。都市名の謂れも興味深い。特に、木更津は心に残る。夫婦愛。神話は、いつ読んでも日本人としてのルーツ、存在意義・理由を感じる。神話に込められた戒めの再認識にも役立つ。中高生にも十分理解しやすい。子供視点でいうと、系図が付いていると神様の名前と位置づけがわかりやすい気がする。(求めすぎかな・・・。)2013/01/19
mazda
18
神代七世、伊邪那岐、伊邪那美に始まり、天照大神、邇邇芸命、天孫降臨、須佐之男命と八岐大蛇退治。日本人として知っておきたい神話の世界は、単なる神話ではなく、自分たちの拠り所、アイデンティティとしての貴重な内容になっています。神話が分かると、今の自分の在り方でいいんだという安心感を得ることができるような気がします。2020/12/01
クナコ
16
初読。主に古事記や日本書紀の記述から、日本創成と天皇出自、神社の由来などの日本神話を順を追って無理なく解説する。御朱印集めを旅行中の趣味とする身としては、この手の雑学本は大好物。ただ日本神話のお約束として、古い神や地名の漢字は万葉仮名的当て字が盛りだくさんなので、読みづらい上に覚えづらい。似た名も多く一読で把握は困難。巻末に字引が欲しい。他の神話解説本に比べ、地名の由来に関するこぼれ話が多く、意外な土地の歴史がわかりためになった。一読で忘れるには惜しいので再読必至。2020/06/24
-
- 電子書籍
- GO AHEAD 昇龍伝(分冊版) 【…
-
- 電子書籍
- [新版]日本の民話 第37巻 屋久島の…
-
- 電子書籍
- 失敗しないワイン選び
-
- 電子書籍
- キャーッ!! (4)[おっかけ疾風編]…
-
- 電子書籍
- YOMEちゃんの子どもがよろこぶおかず…