角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 日本国憲法を生んだ密室の九日間

個数:

角川文庫 角川ソフィア文庫
日本国憲法を生んだ密室の九日間

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月02日 12時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044058067
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0195

内容説明

九日間という短さで、極秘裏に作成されたGHQの日本国憲法草案。異例のスピード公布から三年後、明かされた事実に、日本のみならず世界中に衝撃が走った。誰の手で、いかにして憲法は作られたのか。そこに込められた民主主義国家の理想とは。責任者を含む主要執筆メンバーへのインタビュー、徹底した調査と取材をもとに、草案作成の全過程と秘されたエピソードを明らかにする。憲法誕生の真実に迫る、壮絶なドキュメント。

目次

前日―一九四六年二月三日
二月四日(一日目)
マッカーサー草案への長い前奏曲(一九四二~四五年)
二月五日(二日目)
マッカーサーの日本改造プログラム(一九四五年九月~一九四六年二月)
二月六日(三日目)
二月七日(四日目)
二月八日(五日目)
二月九日(六日目)
二月一〇日(七日目)
二月一一日、一二日(八、九日目)
一時間一〇分の会議―一九四六年二月一三日
終章

著者等紹介

鈴木昭典[スズキアキノリ]
1929年3月生まれ。摂南工業専門学校(現大阪工大)卒業。ラヂオプレス通信社を経て大阪テレビ放送(のち朝日放送)に入社、報道部に配属。報道局次長プロデューサーとして退社するまで、一貫してテレビ・ドキュメンタリー制作に携わる。『日本国憲法を生んだ密室の九日間』執筆のきっかけとなった同名番組で「放送文化基金賞・奨励賞」を受賞。他に芸術祭賞、民間放送連盟賞、ギャラクシー賞、ABU賞、科学放送賞など受賞作多数。1988年に(株)ドキュメンタリー工房を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

44
全11章103条からなる日本国憲法の誕生の裏側にあった数々のドラマ。ここまでドタバタ作業だったなんて、やはり歴史は人間が動かすもので、時と条件次第で大きく変わりうるものなんですね、いやあ面白い。TVドキュメンタリーにもなっているのも頷けます。現憲法が「押し付け憲法」である側面は否めませんが、その内容はいま読んでも素晴らしいものです。「日本的なジープウェイではなく、直線的でアメリカ的なエアウェイ」白洲次郎がGHQ草案をこう評した通り、当時の日本の指導層の保守性を考えれば、押し付けで良かったのではと思います。2016/10/31

Francis

8
日本国憲法の原案を作った連合国総司令部民政局のメンバーにインタビューし、憲法の制定過程を詳細に明らかにした本。関係者が非常に鮮明に覚えていたお陰で憲法の内容についての討議が生き生きと描写され、彼らが非常に情熱を持って憲法改正案を作成したことが良く理解できる。やはり憲法制定について書いている古関彰一氏の著作に書いていない内容もあり、憲法制定史への理解がさらに深まった。残念ながら日本国民が彼らが作ってくれた現憲法以上のものを戦後70年経っても未だに生み出せそうにないのが悔しいところ。2015/09/12

鼓十音

6
知らなかった、と思った。知らないで憲法を語ることが許されるのか、とも。ひとつの書籍から分かることは少ないかもしれない。一方的な見方かもしれない。すべてを信じきることは、危険で愚かかもしれない。それでも、彼らが日本を信じて託したもの、日本のために作りあげたもの、それを「アメリカに押しつけられた憲法だ」と一刀両断してしまうのは、もったいないと確信する。真実を知りたい。国民主権、基本的人権の尊重、そして──平和主義。凄惨なあの大戦後まさに“理想”として掲げられたこの国の憲法を、たった九日間とともに見つめ直す。2017/10/20

figaro

3
「酷い戦争から生まれた<美しい真珠>」というのは良い言葉だ。天皇制をどう維持するか、また、戦争放棄を世界にどう宣言するかを迫られた戦後の状況の下で、わが国の政府、特に松本烝治には、小手先の改変しか行うことができなかった。国際社会が大きく旋回していく中で、先導する理念を打ち出していく力は、高野岩三郎らのグループを除けば、民生局の25人にしかできなかったのは興味深い。日本がどんな国なのかを一言で肯定的に言い表す言葉は与えられたものでしかないのでしょうか。2015/04/06

hr

2
GHQ民政局が日本国憲法の草案を手がけたことは知っていたが、この本を読んで、彼らの討議や情報収集の過程を把握できたのは嬉しい。民政局が評価した日本人の手による憲法草案は二つ。「憲法研究会」が1945年12月に発表したものと、尾崎行雄の「憲法懇談会案」。また確認したい。英語で書かれた民政局の草案が日本政府に渡され、明治憲法や日本政府の草案との比較検討を経て、日本語に訳された。この日本側作業の過程で、民政局案にあった「国民主権」の表現が削除されていたという。当時の政治家の感覚の後進性を証明するエピソードだ。2016/02/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8138145
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品