角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 今はじめる人のための短歌入門

個数:
電子版価格
¥616
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫 角川ソフィア文庫
今はじめる人のための短歌入門

  • 岡井 隆【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 角川学芸出版(2011/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月04日 06時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044054021
  • NDC分類 911.107
  • Cコード C0195

内容説明

うたうべきことなどは、生きて生活している間に、おのずから、その人の胸に落ちてくる―。現代を代表する歌人・岡井隆が、短歌を作る際に誰もが一度は悩む事柄を「遊びとまじめ」「読むことは作ること」「読者を予想する」など、テーマに沿ってわかりやすく解説。正岡子規、斎藤茂吉ら先人の名歌や名言も参照しながら歌作りの本質に迫る。初心者はもちろん、一段上を目指す中級者にもかならず役に立つ、正統派短歌入門の決定版。

目次

なにからはじめようか
遊びとまじめ
模写と風景
批評のなかでのびる
批評の基準
読むことは作ることである
初句と結句
型について
名詞をつかむ
個別化への指向
自然詠のはじまり
自然の変化に注目する
人間のいる自然詠
自然詠と自然観
社会詠のつくり方
新しい社会詠の模索
暗示としての社会詠
事柄でなく感情を
題材の選択について
比喩について
読者を予想する
結社と歌会
飛躍のための一章

著者等紹介

岡井隆[オカイタカシ]
1928年名古屋市生まれ。歌人。歌誌「未来」編集・発行人。慶應義塾大学医学部を卒業後、内科医として勤務。のち、京都精華大学人文学部教授。現在、NHK学園短歌講座監修者、歌会始選者、日経新聞歌壇選者。歌集に『禁忌と好色』(第17回迢空賞)、『ウランと白鳥』(第14回詩歌文学館賞)、『馴鹿時代今か来向かふ』(第56回読売文学賞)、『X―述懐スル私』(第18回短歌新聞社賞)、著書に『岡井隆コレクション(全8巻)』(第18回現代短歌大賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太田青磁

48
清書するということは、自分の作品に検討を加え、批判を加える絶好の機会・大いに先進の歌をよみ、その模倣と模写を通じて、言葉を知り、歌の組み立て方を知る・自分の作った短歌を人の眼にさらした瞬間から、短歌を作ることそのものの、自分にとっての意味が、はっきり変わって行く・一助詞の置き方によって、がらりと作品の質がかわる・心の中で、一つの名詞をよびおこす・心にのこる歌を知ったなら、かならずその作者にも注意を向けるべき・歌のなかにこめられている感情を理解してもらう・性質のまったくちがうことばをもち込んでごらんなさい2015/09/24

あや

18
Kindleで読んで、これは紙の本で読まなければいけないと思い紙の本で買い直す。そもそも昔は「紙の本」という呼び方はなかったなと思う。Kindleですらすら読めた本が紙の本ではなかなか頭に入ってこない。Kindleで内容をわかった気持ちになっていたけれど、私はまだまだ短歌の入門書を読むのにこんなに時間がかかってしまうほど短歌の入口にも立てていないのだと慄然とする本。短歌についてわかりやすく書かれているけれど実は短歌とは心して詠みなさいと律されるような1冊。2021/10/05

sheemer

15
いい本だった。塚本邦雄、寺山修司とともに前衛短歌の三雄の一とのこと。叙位叙勲されている。まえがきで謙譲で実直な人間が書いたとわかる。「手を結んで」など、適切で綺麗な言葉が並んでいる。月刊「短歌」の連載からの本。石川啄木を引き短歌は「人間の感情生活の変化の厳密な報告、正直なる日記」だという考え方を著している本。表現の歴史的変遷を追い、自然詠・社会詠をわかりやすく解説ながら進んでいく。サンプルが適切で分析的アプローチもわかりやすく、深い。初心どころか入門手前にいる者にはすごくいい概説書だと思う。お薦めできる。2023/04/23

nichepale

14
百人一首は好きだが、現代短歌というものにはあまり興味がないなあと思っていたら、理由が解った。短歌には「自然詠」と「社会詠」があるそうだ/私が好きな歌は、ほとんどが自然詠であり、その中に普遍的な感情が乗せられたものであった。自分は、短歌の中で現代的なトピックや都会的な事物が語られることを期待していないことがわかった/とはいえ、何も知らない世界なのだから、まずはたくさんの短歌を読んでみたいと思う/この本はぜひ再読したい。大切なことが解りやすい言葉で散りばめられている気がするが、一読では整理しきれない印象。2023/11/12

ヨミナガラ

12
“啄木が、詩はいわゆる詩らしい詩であってはならないと言い、「人間の感情生活の変化の厳密なる報告、正直なる日記でなければならぬ」と言ったことには、わたしたちも、充分、注意すべきことかとおもわれます。(中略)「感情生活の変化」という一点に啄木の議論からの最大の贈物を見出したいとおもっています。「正直なる日記」という点についても同様です。/なにをうたうべきか、という問いかけでは困るのです。(中略)日々の感情生活の折々に変化していく、その節目、折目(中略)そこに歌の入り口がありますよ、と言いたいのです。”2014/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4045307
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品