角川文庫 角川ソフィア文庫<br> ムツゴロウと天然記念物の動物たち 森の仲間

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角川文庫 角川ソフィア文庫
ムツゴロウと天然記念物の動物たち 森の仲間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044052119
  • NDC分類 482.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

野山を探って得た動物たちとの心温まる交流の記録

林のなかに発見したアマミノクロウサギの巣穴。そこに子ウサギがいるのは明らかだった――。コウモリ・ニホンザル・シロヘビなど、森や陸地に住む天然記念物の動物たちと著者の魅力あふれる交流を描く。

内容説明

時間を忘れて毛づくろいをし合う幸島のニホンザル、しぼり出されたクリームのような岩国のシロヘビ、鋭い羽音とともに3メートルも舞う郡上八幡のグジョウジドリ―。森や陸地に住む天然記念物の動物たちに出合うため、ムツゴロウさんが日本全国に旅に出た。各地でふれあった個性的な動物たちとの魅力的なエピソードを、生命への愛情たっぷりに、ユーモアあふれる筆致で描く、自然と人間の魂の交流の記録。

目次

1 グジョウジドリ
2 コウモリ
3 ニホンザル
4 アマミノクロウサギ
5 シロヘビ
6 大雪山に生きるもの

著者等紹介

畑正憲[ハタマサノリ]
1935年福岡市生まれ。作家、動物学者。東京大学理学部卒業後、学研映画に入社し、動物記録映画の制作に携わる。その後、作家として著作活動に従事する一方、1972年に北海道に動物王国を建国。80年より21年間にわたって放映された「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」により、「ムツゴロウ」の愛称で人気を博す。68年に『われら動物みな兄弟』で日本エッセイスト・クラブ賞、77年に第25回菊池寛賞、2011年に第1回日本動物学会教育賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

25
ムツゴロウさんの好奇心の強さに感嘆します。特に死んだコウモリの腸を食べる話は凄いと思いました。コウモリ、ニホンザル、アマミノクロウサギの話が良かったです。2022/10/28

Sakie

18
昭和47年。30歳代後半と思しきムツゴロウさん、日本に生きて残っている天然記念動物を探しに行く。少年のような好奇心と、生命の造形に向き合う真摯さは変わりなく、やせ我慢したり人間に怒ったりする辺りが若い。怒ろうとも抗議しようとも、人間の所業は変わることなく破壊を尽くし、このうちどれだけが絶滅せずに残っているかと暗澹とした気分になる。理解を深めるためにコウモリを焼いて食べるとかシロヘビに顔を狙わせるとかグジョウジドリの鶏舎の真ん中で寝たふりするとか、向き合い方の独特さには毎回度肝を抜かれる。痛快さと切なさと。2020/08/10

myao

9
Kindle Unlimited。目次:グジョウジドリ、コウモリ、ニホンザル、アマミノクロウサギ、シロヘビ、大雪山に生きるもの。ムツゴロウさんの著作は若い頃、そこそこ読んだわ。タイトル通り日本の天然記念物の動物のルポ。天然記念物になりそうにない動物もいるって?その土地だけで天然記念物になっている動物もいるのだ。奈良公園のしかもしかり。(←決まった!?)コウモリって美味しいんだね。でもなんでも食べるらしいゲテモノ食いの美味しいは当てにならないだろうなぁ。解説は北杜夫氏。2024/08/24

かおる

0
ムツゴロウさんの動物や自然への愛情が伝わってくる。時に行動が残酷にも感じられるが、私の方が偽善なのだ。偽善者ながらも自然や動植物がこれ以上失われないことを強く願う。2014/07/11

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