内容説明
宇宙137億年の全貌と未解決の謎とは?まだ時空も存在しない無の世界に生まれたわずか10-33cmの宇宙。それは一瞬の内に爆発的に膨張し、灼熱の火の玉となった。誕生から38万年頃の宇宙の姿、私達の宇宙を3次元の膜と考えるブレーン宇宙論など、高精度の観測と最先端宇宙論が解明する宇宙誕生と未来のシナリオとは。そして宇宙の96%を占める暗黒物質、暗黒エネルギーの正体とは。進化する宇宙が見えてくる最新宇宙論入門。
目次
プロローグ 宇宙論の現在―「精密宇宙論」と精密観測の時代へ
第1章 「宇宙創世記」のシナリオ
第2章 最新科学が導き出した宇宙の全貌
第3章 ビッグバン理論の限界
第4章 1つの力が分かれ、4つの力に
第5章 宇宙創生―インフレーション理論にたどり着くまで
第6章 宇宙のパラメーター
第7章 宇宙に広がる暗黒物質(ダークマター)の正体は?
第8章 ブレーン宇宙モデル―高い次元の空間の中に浮かぶ3次元の膜
エピローグ 第2のインフレーションが始まった?
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。74年、京都大学大学院理学研究科物理学第2専攻博士課程修了。北欧理論物理学研究所客員教授、東京大学理学部助教授を経て、東京大学大学院理学系研究科教授。専門は宇宙論と宇宙物理学。特に宇宙の創生と初期宇宙を研究し、81年に「インフレーション理論」を提唱、宇宙論研究の世界的牽引者となる。90年、仁科記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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