感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LUNE MER
14
これだけ何度も宇治十帖を読んでいながら、宇治に至る道のり、風景について大きな見落としをしていたことに気づいた。巨椋池の存在をすっかり忘れてた!伏見と宇治って池の対岸ではないか…。現代の交通事情で考えちゃいかんと言いながら、池をぐるりと回り込まねばならぬことを完全に失念していた。そりゃ宇治が鄙びたとこって描かれるわけさ。宇治まで何度も通う薫と匂宮の猛アプローチは半端ないわ。地図を見返していてようやく気づいたのだが、京阪の中書島で宇治行きに乗り換えた後の路線ってまさに巨椋池を回り込むルート?2021/05/27
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
5
早蕨。中の宮は除服した後、上京して匂宮邸へ。夕霧の六の君の裳着と、宮様へ差し上げる準備。 宿木。匂宮は結婚して中の宮一途ではなくなってしまう。薫は主上の娘と結婚し、天皇家の婿となった。しかしそれでも亡き大君は忘れられない。という事で身代わりの異母妹を覗き見。 東屋。その守の娘に少将が言い寄って来るが、仲人が継子だとばらすとテノヒラクルー。結局、実娘を紹介する話になって守も了承。これにより薫の身代わりはこの「浮舟」となる。また新たな犠牲者が。→2025/07/28