角川文庫 角川ソフィア文庫
江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く―諸九尼の生涯

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044010058
  • NDC分類 911.34
  • Cコード C0195

内容説明

29歳のとき庄屋の妻の座を捨てて旅の俳諧師と駆け落ちした「なみ」は、夫の死後、「諸九尼」と名乗り、俳諧の宗匠として身を立てる。女性の宗匠はほとんどいなかった江戸中期、京都から九州へ、さらに、芭蕉の足跡をたどる「奥の細道」の旅にまで出ることができたのには、理由があった。旅の日記『秋かぜの記』や家族への手紙、残された句から、旅に暮らした女俳諧師の波瀾に満ちた生涯が甦る。1999年、日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

目次

出奔―筑後から京都へ(庄屋の家に生まれて;旅の俳諧師湖白;めぐり逢ったふたり)
彷徨―京都と大坂(行き暮れて;大坂行き;千鳥庵をむすぶ;

著者等紹介

金森敦子[カナモリアツコ]
1946年、新潟県生まれ。國學院大學文学部卒業。作家。『江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く―諸九尼の生涯』で、99年の日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

武隈

0
諸九尼という女俳諧師の伝記。庄屋の妻でありながら駆け落ちして俳諧の世界に入ったこと、宗匠となり苦労して奥の細道を辿ったこと、諸九尼の生き様が語られる。芭蕉など当時の俳諧のネットワークが良く判る。旅の様子が興味深い。2012/04/01

いちはじめ

0
まぁ、タイトル通りの内容。興味深く読んだが、どこまでが著者の想像でどこまでが史料の裏付けあって書いているのか、少し分かりにくいのが難点。2008/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/62643
  • ご注意事項

最近チェックした商品