出版社内容情報
「ばか」は利器だが「あほう」は鈍器。流血はなくても内出血ということがある――。大阪弁にはなぜ可笑味や親しみが感じられるのか。雅(みやび)な船場言葉のルーツ、母音・撥音好き、助詞の
歯抜け現象、「よう言わんわ」に見る独特な不可能表現、「ねん」「なア」などの多彩な語尾、悪態口に洒落言葉。大阪弁研究の先鞭をつけた著者が、当代の漫才や落語、文学も引きながら、愛あ
る鋭い分析でその豊かな表情と精神を活写する!
解説 金水敏(『大阪ことばの謎』著者)
【目次】
【目次より】
●大阪弁の素描
温にして、いまだ活ならぬ時代/「ばか」族と「あほ」族の張り合い/「だす」と「どす」との仲なのに/今は夢、ご大家の言葉遣い/ミキサーにかけられれた大阪弁
●録音逆聴
母音過多症/大阪人は「ん」が好き/江戸っ子に似た大阪弁〈1〉/江戸っ子に似た大阪弁〈2〉/ヒチヤと書いてある
●歯抜けの現象
文字では読みづらい
●道草をくう表現
大阪さかいが意味するもの/「ん」と「へん」のせり合い/「たら」の完勝/「やろ」の横行
●積極的な創造力
「よう言わんわ」の世界
●命令の四角関係
「長生きしィや」/ 「言うな」と「言いな」
●京へ筑紫に坂東さ
大阪弁も「へ」を偏重
●語尾の表情
念の足りすぎた「ねん」/なア、なア言えば/色っぽい「わァ」/堪忍してや/だからサ、こらサ、どっこいサ
●「大寒、小寒」の故郷
アーてれくさ
●上品に言いたい女ごころ
「はる」礼賛/お豆さん/「やる」言葉
●あくたいぐち(悪態口)
ののしりの「ど」
●現代文学の大阪弁
(一)鱧の皮/(二)大阪
●大阪のしゃれ言葉
江戸をしのぐシャレ好き/ナゾ式のシャレ
あとがき
解説 『大阪弁』と著者・前田勇氏(金水敏)
内容説明
「ばか」は利器だが「あほう」は鈍器。流血はなくても内出血ということがある―。大阪弁にはなぜ可笑味や親しみが感じられるのか。雅な船場言葉のルーツ、母音・撥音好き、助詞の歯抜け現象、「よう言わんわ」に見る独特な不可能表現、「ねん」「なア」などの多彩な語尾、悪態口に洒落言葉。大阪弁研究の先鞭をつけた著者が当代の漫才や落語、文学も引きながら愛ある鋭い分析でその豊かな表情と精神を活写する。
目次
大阪弁の素描
録音逆聴
歯抜けの現象
道草をくう表現
積極的な創造力
命令の四角関係
京へ筑紫に坂東さ
語尾の表情
「大寒、小寒」の故郷
上品に言いたい女ごころ
あくたいぐち(悪態口)
現代文学の大阪弁
大阪のしゃれ言葉
著者等紹介
前田勇[マエダイサム]
1908年、大分県生まれ。東京高等師範学校卒業、大阪府立富田林高等女学校、大阪府天王寺師範学校教諭を務めたのち、大阪第一師範学校(のち大阪学芸大学)教授。1957年に大阪言葉の研究で大阪府「なにわ賞」受賞。1972年逝去。同年、正四位勲二等瑞宝章叙勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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