出版社内容情報
猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。
内容説明
猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。
目次
猫は船に乗って
第1部 猫の王の猫岳(猫の王の御前会議;ヨーロッパの猫の王たち;ブロッケンの猫の舞踏会;聖なる日の猫)
第2部 招き猫の成立(招き猫の由来;猫石と猫絵の時代;猫の檀家の人々;人間と猫の魂と;猫は家族とともに)
第3部 猫山の世界(猫と狩猟信仰;水車小屋の猫;猫と鍛冶屋の姥;猫の島の山猫たち)
著者等紹介
小島瓔禮[コジマヨシユキ]
1935年、神奈川県生まれ。國學院大學文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。民俗学、日本古典文学専攻。琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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