角川ソフィア文庫<br> 猫の王―猫伝承とその源流

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角川ソフィア文庫
猫の王―猫伝承とその源流

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044008192
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0139

出版社内容情報

猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。 この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。

内容説明

猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。

目次

猫は船に乗って
第1部 猫の王の猫岳(猫の王の御前会議;ヨーロッパの猫の王たち;ブロッケンの猫の舞踏会;聖なる日の猫)
第2部 招き猫の成立(招き猫の由来;猫石と猫絵の時代;猫の檀家の人々;人間と猫の魂と;猫は家族とともに)
第3部 猫山の世界(猫と狩猟信仰;水車小屋の猫;猫と鍛冶屋の姥;猫の島の山猫たち)

著者等紹介

小島瓔禮[コジマヨシユキ]
1935年、神奈川県生まれ。國學院大學文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。民俗学、日本古典文学専攻。琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

44
新刊コーナーより。女神になったり魔女の使い魔になったり…ネコとヒトの、長い長い関係を楽しく読みました。我が家にも三毛猫がいるので三毛猫の様々な伝承は面白かったです。オスがめったにいないことや、メスらしい気質が関係しているのかな、なんて思ったり。ヨーロッパの童話では、猫のお姫様の元で働くハンス君の話が好きだったなあ。日本はしかし、世界が認める猫好き大国。豪徳寺をはじめ、豊富なエピソード満載を満喫しました。…我が家のネコが一番だけどね。2024/07/04

月音

2
猫好き・妖怪好き・民俗学好きの私には、まさに猫にまたたびな一冊。猫の話の中でも特に好きなエジプトのバステト女神(本書ではバスト)と、九州の猫岳の昔話から始まるのも嬉しい。この事例でも明らかなように、人にとって猫は信仰対象にも忌避対象にもなる。両極端のようだが、共通するのは猫は人間の幸不幸・生死の行方まで握る超自然の力を持つと認識されていることだろう。本書では、猫の王を戴く猫社会の観念、猫の踊り、猫檀家、鍛冶屋の姥などの国内の昔話や言い伝えのルーツを欧米・アジア各地に伝わる話から探る。⇒続2024/07/16

にゃお

1
猫絵十兵衛御伽草子で猫と人との心温まる話を先に読んでいたせいか、こちらの民話等として伝わっている猫にまつわる物語が猫が化生になって人を襲ったら返り討ちに遭う話が多くて、猫好きとしては気持ちがどんよりしてしまった。世界中で似た話があるのは、猫の伝来と共に逸話が伝わり、その地に根付いてアレンジされているとの事。2024/05/15

梅あんず

0
大学院時代にさんざん論文の参考にさせていただいた小島瓔禮先生の本。猫にまつわる民俗や伝承が、日本・ユーラシア各地・エジプトまで本当に幅広く集められている。 阿蘇に猫岳と呼ばれる猫の王が住んでいる山があると伝わっているとか、猫が顔を洗うと来客があるという俗信が日本だけじゃなくアメリカやヨーロッパにもあるとか、いろんなお話が知れて面白かった。2024/07/12

Mits

0
猫に関する民話や伝説を、日本を中心に世界全体から収集して比較する、割とガチ目な比較文化人類学な本だった。これはこれで楽しかったのだけれど、もう少し柔らかい本だと思っていた。2024/07/03

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