角川ソフィア文庫<br> 道元『正法眼蔵』を読む

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角川ソフィア文庫
道元『正法眼蔵』を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044008093
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

出版社内容情報

曹洞宗の開祖・道元。座禅や生活作法、世界や時間や人間のとらえ方などの思想を凝縮して伝えるのが『正法眼蔵』だ。難解で長大な原文の要点をわかりやすく解説。初学者に禅の精神をやさしく伝える。

内容説明

日本曹洞宗の開祖道元が記した『正法眼蔵』は、難解さでも知られる仏教書である。約百巻に及ぶその内容は、坐禅や生活の作法、世界や時間や夢、心といったものの捉え方など多岐にわたる。なぜ道元はこれほど難しい著作を世に残したのか?執筆の謎にせまり、「夢中説夢=人生は夢のようなもの」「礼拝得髄=まことの師を尊ぶ」のように、記された概念を、わかりやすく、現在のことばで解説。禅の思想をかみ砕く、入門書の決定版。

目次

『正法眼蔵』とは何か
多様性を認める―「現成公案」の巻
存在と時間―「有時」の巻
全世界は心―「三界唯心」の巻
人生は夢のようなもの―「夢中説夢」「空華」の巻
坐禅の心得と作法―「坐禅儀」の巻
『般若心経』の解説―「摩訶般若波羅蜜」の巻
仏性とは何か―「仏性」の巻:まことの師を尊ぶ―「礼拝得髄」の巻
山が歩く―「山水経」の巻
作法これ宗旨―「洗浄」の巻
修行者の四つの実践―「菩提薩〓四摂法」の巻

著者等紹介

角田泰隆[ツノダタイリュウ]
1957年、長野県伊那市生まれ。大本山永平寺にて修行。駒澤大学大学院博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所主任、駒澤短期大学教授を経て、駒澤大学教授。博士(文学)。伊那市護法山常圓寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

103
私は、歴史的な思想書を、解説書で安易に理解しようという姿勢を快しとしない。原文と格闘することこそが読書なのだと。でも道元は難しい。岡潔先生が「道元、芭蕉、漱石、寅彦、龍之介」と言い、松岡正剛さんが「道元を読み始めたら他のものを読む気がしなくなる」とまで言うから、若い頃に挑戦したが歯が立たず。諦めて、こうしてアンチョコの世話になる。現成公案、夢中説夢、発菩提心、自未得度先度他などの断片は理解すれど、とてもその思想の全貌に辿りつかない。「有事」の概念に、ハイデガーやベルクソンの先駆を感じたのは面白かったが…。2024/08/16

kumoi

3
世界は一刹那一刹那のうちに生成し、消滅する。これを真だと仮定した場合、因果関係というものはなくなり、すべてが相関関係になる。今の努力が報われることはないし、報われないこともない。そう、世界はない、空なのだ。私はつねに生成されており、私はつねに新しい。刹那ということが私なのであって、それはどこかに接地点があるわけではなく、宙吊りにされている。だから時間は存在であり、存在は時間であり、つまり有時であり、したがって私は時間であり存在なのだ。これは説明になっていないと思う。正法眼蔵涅槃妙心だと思う。2024/09/13

中桐 伴行

1
95巻もあるうちのいくつかを拾い出して解説してくださっている本。おそらく、中核になるところを挙げてくださっているんだろうと思う。実際に道元の正法眼蔵を読んだことがない(読書会で仏心を少しかじったぐらい)。道元が何を言おうとしているのかわからなかったので、解説書を読んだら少しはわかるかと思ったが、読んでいるとき、その時は「なるほど」なんて思うけど、読み終わったけど結局何だったのかわからなかった。実際に生かすつもりで正法眼蔵そのものを読むしかないか…2025/01/13

Go Extreme

1
比較的わかりやすい部分 書き示し伝えたかったこと 正法眼蔵とは 多様性を認める―現成公案 存在と時間―有時 全世界は心―三界唯心 人生は夢のようなもの―夢中説夢・空華 坐禅の心得と作法―坐禅儀 般若心経の解説―摩訶般若波羅蜜 仏性とは何か―仏性 まことの師を尊ぶ―礼拝得髄 山が歩く―山水経 作法これ宗旨―洗浄 修行者の4つの実践―菩提薩〓四摂法 情識では理解困難 正伝の仏法→道元の説き明かし・親切な解説 そう簡単にわかってたまるか 一生の参究 張り合いがないのが仏法 そうだったのか→あたりまえのことだった2024/02/22

eda

0
ただ、わが身を心をも、はなちわすれて、仏のいへになげいれて、仏のかたよりおこなわれはれて、これにしたがひゆくとき、ちからをもいれず、こころをもつひやさずして、生死をはなれ、仏となる。2024/06/27

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