出版社内容情報
曹洞宗の開祖・道元。座禅や生活作法、世界や時間や人間のとらえ方などの思想を凝縮して伝えるのが『正法眼蔵』だ。難解で長大な原文の要点をわかりやすく解説。初学者に禅の精神をやさしく伝える。
内容説明
日本曹洞宗の開祖道元が記した『正法眼蔵』は、難解さでも知られる仏教書である。約百巻に及ぶその内容は、坐禅や生活の作法、世界や時間や夢、心といったものの捉え方など多岐にわたる。なぜ道元はこれほど難しい著作を世に残したのか?執筆の謎にせまり、「夢中説夢=人生は夢のようなもの」「礼拝得髄=まことの師を尊ぶ」のように、記された概念を、わかりやすく、現在のことばで解説。禅の思想をかみ砕く、入門書の決定版。
目次
『正法眼蔵』とは何か
多様性を認める―「現成公案」の巻
存在と時間―「有時」の巻
全世界は心―「三界唯心」の巻
人生は夢のようなもの―「夢中説夢」「空華」の巻
坐禅の心得と作法―「坐禅儀」の巻
『般若心経』の解説―「摩訶般若波羅蜜」の巻
仏性とは何か―「仏性」の巻:まことの師を尊ぶ―「礼拝得髄」の巻
山が歩く―「山水経」の巻
作法これ宗旨―「洗浄」の巻
修行者の四つの実践―「菩提薩〓四摂法」の巻
著者等紹介
角田泰隆[ツノダタイリュウ]
1957年、長野県伊那市生まれ。大本山永平寺にて修行。駒澤大学大学院博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所主任、駒澤短期大学教授を経て、駒澤大学教授。博士(文学)。伊那市護法山常圓寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
kumoi
中桐 伴行
Go Extreme
eda