角川ソフィア文庫<br> 火薬の世界史

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角川ソフィア文庫
火薬の世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044007850
  • NDC分類 575.9
  • Cコード C0122

出版社内容情報

不老不死を求めた中国の錬丹術師によって発見されたのは、爆発を起こす「火薬」だった――。中国では、数百年間にわたり、火薬の製法は極秘とされ、数々の独創的な兵器が発明された。しかし、モンゴル帝国の拡張に伴って、アラブ、ヨーロッパへと伝わり、次第に戦争や植民地支配の材料となっていく。また、戦国時代の日本は、世界で最も急激に鉄砲が広まった特異な地域だった。戦争と背中合わせで、技術革新の中心にあり続けた火薬の歴史をたどると、近代へと至る世界の動きが見えてくる。
『世界を変えた火薬の歴史』(原書房)の文庫化。

【目次】
プロローグ 一六〇五年一一月五日
第1章 火の薬
第2章 火薬の誕生
第3章 発火装置と爆弾
第4章 ロケットと砲
第5章 西方へ伝播した中国の発明
第6章 火薬とイスラム帝国
第7章 ヨーロッパに伝わった火薬
第8章 火薬の製造
第9章 新たな火薬兵器
第10章 火薬はいかにして近代ヨーロッパをつくったか
第11章 火薬兵器がヨーロッパへ与えた影響
第12章 アメリカ大陸とアフリカにおける火薬
第13章 東洋の新たな火薬兵器
第14章 火薬の平和的利用
エピローグ 黒色火薬時代の終焉
訳者あとがき

内容説明

不老不死を求める中国唐代の錬丹術師が発見した「火薬」は、皮肉にも多種多様な兵器を生みだした。数百年にわたり、その製法は極秘とされたが、モンゴル帝国の拡張に伴ってアラブ、ヨーロッパへ広まると、火薬を持つ者が権力を握るようになる。兵器開発には熱心な国は、巨大な帝国を滅ぼし、小国や諸侯をおさえ、遠い大陸を植民地にした。中世以後の世界を大きく変貌させた発明品と、それを軍事に利用してきた人類の歴史に迫る。

目次

火の薬
火薬の誕生
発火装置と爆弾
ロケットと砲
西方へ伝播した中国の発明
火薬とイスラム帝国
ヨーロッパに伝わった火薬
火薬の製造
新たな火薬兵器
火薬はいかにして近代ヨーロッパをつくったか
火薬兵器がヨーロッパへ与えた影響―ミルトンとスウィフト
アメリカ大陸とアフリカにおける火薬
東洋の新たな火薬兵器
火薬の平和的利用

著者等紹介

ポンティング,クライヴ[ポンティング,クライヴ] [Ponting,Clive]
1946年、イギリス生まれ。イギリス国防省(MOD)上級公務員、ウェールズ大学スウォンジー校准教授を経て、スウォンジー大学名誉研究員。2020年没

伊藤綺[イトウアヤ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
戦争と背中合わせで、技術革新の中心にあり続けた火薬の歴史。中世を終わらせ世界を変貌させた、その驚きの歴史をたどる。数百年間にわたり火薬の製法は極秘とされ、数々の独創的な兵器が発明された中国。モンゴル帝国の拡張に伴って、アラブ、ヨーロッパへと伝わり、次第に戦争や植民地支配の材料となっていく様子が描かれていて、その中でも戦国時代の日本は鉄砲が広まった特異な地域だったようですね。奇想天外な殺戮兵器から帝国を滅ぼした巨砲といった様々なエピソードや、欧州には統一された重さの基準がなかった裏話まで興味深く読みました。2024/10/04

sou65406459

1
中国での誕生から世界への波及を描いた本。技能と大砲の性能が上がり1日3発撃てるようになった砲手が悪魔的として贖罪のため巡礼に行く話と、戦争になると建物の取り壊しが厳禁になる(トイレの床下から硝石が取れるため)ドリフターズ的な話が好きでした。2025/03/29

Ta283

1
ほぼ黒色火薬の歴史、知らないことが多かった2025/02/16

ゼロ投資大学

1
火薬は古代中国で初めて発見されたと言われている。不老不死を追求する錬丹術師の研究の中で開発され、実用性が見いだされるのはしばらく後のことになる。ヨーロッパなど世界各地に火薬が知られるようになって、瞬く間に技術は発展し、高効率高火力で戦地などで使用された。人類史を大きく変えたと言って過言ではない火薬がどのように世界に広まったか正しい認識を持っておこう。2024/12/05

Ronkotahachi

0
読了。火薬の世界史の書名に恥じない内容でした。満足です。2025/03/27

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