出版社内容情報
科学は知識ではない。五感をもって自然に向き合う姿勢なのだ──。浅瀬の生き物、料理の加減から、進化論、人工知能、永遠と無限まで。科学エッセイ12篇に書き下ろし1篇を追加して文庫化。
【目次】
・ウミウシの失敗
・日時計と冪とプランク時代
・無限と永遠
・進化と絶滅と愛借
・原子力、あるいは事象の一回性
・体験の物理、日常の科学
・知力による制覇の得失
・『昆虫記』と科学の文学性
・「考える」と「思う」の違い
・主観の反逆、あるいは我が作品の中の反科学
・パタゴニア紀行
・光の世界の動物たち
・環世界とカーナビと心の委員会 (文庫版のための書き下ろし)
文庫解説 中村 桂子
内容説明
科学が日常から遠くなってしまった。暮らしの道具は、便利ではあってもブラック・ボックスとなった。しかし科学とは、五感をもって自然に向き合う姿勢ではなかったか。料理、日時計、昆虫、宇宙から、生命の誕生、進化論、原子力、人工知能まで―。法則と一回性、抽象と具体、科学と文学の間を自由に思索し、ときにその境界をラディカルに揺さぶる科学随筆13編。新たな書き下ろし「環世界とカーナビと心の委員会」を収録。
目次
ウミウシの失敗
日時計と冪とプランク時代
無限と永遠
進化と絶滅と愛惜
原子力、あるいは事象の一回性
体験の物理、日常の科学
知力による制覇の得失
『昆虫記』と科学の文学性
「考える」と「思う」の違い
主観の反逆、あるいは我が作品の中の反科学
パタゴニア紀行
光の世界の動物たち
環世界とカーナビと心の委員会
著者等紹介
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道生まれ。作家・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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