出版社内容情報
「氏神」「供養」「借景」「鬼」「地震」「菊の国」「うらない まじない」――現代日本の様相を鋭く切り取った写真から日本的なキーワードを連想し、文化論、社会論にまで鮮やかに展開。松岡正剛の文章と太田真三の写真が重なりあって多重露光の彩りを生み出す、新たな日本文化論。ふとした風景に日本文化の面影を色濃く焼きつけるセイゴオ流の「見立て」技、オールカラーで初書籍化。(本書は2011~13年の週刊ポストでの連載「百辞百物百景 コンセプトジャパン100」の記事に20の書き下ろし項目を追加し、コロナ禍の現在にまで大幅にアップデートしたものです。)
内容説明
連想や暗示によって物事の意外な本質をうがち、仄めかす「見立て」。日本ならではの遊びであり技法だ。21世紀の日本を切り取った写真に、氏神、ちぎり、結界、つれづれ、サムライ、もどき、のれん、面影など、120の重要キーワードを合わせ、伝統と現代、「虚」と「実」を縦横無尽に往還しながら展開。東日本大震災後の平成に始まった連載に大幅加筆の上、パンデミック下の令和に新たにまとめなおし、待望のフルカラー書籍化。
目次
暗示と見立て
氏神
判じる
寸志
不思議綺麗
司
三猿
滴
俥
供養〔ほか〕
著者等紹介
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。日本文化を研究する独自の視座としての「日本という方法」を提唱
太田真三[オオタシンゾウ]
写真家。1957年、東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、1980年より小学館写真室にて週刊誌から美術全集まで幅広い撮影を担当。現在はフリーランスとして活動。日本大学芸術学部写真学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
karutaroton
Tenouji
せらーらー
エジー@中小企業診断士
fuku-fuku-fukui