出版社内容情報
バナナはなぜ安いのか、村はどのようにできるのか、民族は何を基準に区分されるのか……農作物と農業、人種、民族、言語、宗教、村落と都市、人口、環境問題といった、世界の人々の営みについて豊富な写真や図版とともに解説。著者自身が世界各国で体験したエピソードをふんだんに盛り込み、人間の暮らしが地理的環境とどう結びついているのかを具体的に紹介する。さまざまな環境で生きる人々の姿が鮮やかに見えだす、やさしい地理学入門。
内容説明
和食にはなぜ大豆を使ったものが多い?バナナはなぜいつも安く買える?アフリカのコーヒー豆生産者がインスタントコーヒーを飲むのはなぜ?50カ国以上を飛び回り、世界中の人々と交流を重ねてきた著者が、自身の体験と観察をもとに各国各地域の「人間の営み」を紹介。住む地球によって様々に異なる暮らしのそれぞれの違いを、地形、気候や歴史を紐解きながら楽しく解説する。地理がわかれば、世界はもっとよく見える!
目次
1 農作物と農業(農作物;世界の農業)
2 人種・民族・言語・宗教(人種;民族・言語;宗教)
3 村落と都市(村落;都市)
4 人口(発展途上国ではなぜ子供が多いのか?―人口分布と変化;日本はなぜ難民を受け入れないのか?―難民問題;干ばつから人を救うキャッサバ―人口・食料問題)
5 環境問題(温暖化が難民を生み出す?―地球温暖化;人を守るオゾン層―オゾン層の破壊;サヘル地帯の干ばつをもたらす要因は何か?―世界の異常気象と砂漠化;森の重要さは何か?―森林破壊;国境を越えてやってくる大気汚染―大気汚染と酸性雨;人間の先端技術を超える自然の力―原子力発電)
著者等紹介
水野一晴[ミズノカズハル]
京都大学大学院文学研究科地理学専修教授。理学博士。1958年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部地理学専攻卒、北海道大学大学院環境科学研究科修士課程修了、東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程修了。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授などを経て現職。専門は自然地理学、アフリカ地域研究。主著に『神秘の大地、アルナチャル』(昭和堂、2014年度日本地理学会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろし
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