角川ソフィア文庫<br> 不朽の十大交響曲

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角川ソフィア文庫
不朽の十大交響曲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044006921
  • NDC分類 764.31
  • Cコード C0173

出版社内容情報

この本は交響曲の十の名曲を選び、その曲にまつわる物語を記す歴史ノンフィクションである。いわゆるベストテンものは、何を選んでも、「あれがないのはおかしい」「これより、あっちだろう」というご批判をいただくのが宿命である。この本の選曲にもご異論のある方がいるだろう。選曲にあたっては、私の好み、愛聴曲ではなく、交響曲の歴史において重要と思う曲を選んだ。それだけですぐに二十曲くらいになり、何らかのタイトルが付いていて、知名度のあるものを優先させた。一話ごとに独立しているので、関心のある曲から読んでいただいてもかまわないが、順番に読んでいただき、その曲を聴いていただければ、「音楽史の流れ」が感じられるようにしたつもりだ。(「はじめに」より)

<目次>

はじめに
交響曲とはどんな音楽か

第一話 ジュピター  交響曲の最高神
第二話 英雄  英雄になった交響曲
第三話 運命  運命は扉を叩いた
第四話 田園  田園の気分と情景が交響曲になる
第五話 未完成  未完なのに名曲になった交響曲
第六話 幻想  恋愛から生まれた交響曲
第七話 悲愴  静かに終わる交響曲
第八話 新世界  交響曲は大西洋を渡る
第九話 巨人  姿を変え、名を変えた交響曲
第十話 革命  大粛清から生まれた交響曲

あとがき
参考文献

内容説明

数多くの名曲のなかから「ジュピター」「英雄」「運命」「田園」「未完成」「幻想」「悲愴」「新世界」「巨人」「革命」の10曲をピックアップ。それぞれの曲を解説するだけでなく、社会背景と作曲者の生涯全般も描く。歴史順に構成し、順番に読めば「音楽史の流れ」も感じられる。ヨーロッパが戦争と革命に明け暮れた18世紀後半からの約150年間は、交響曲が発展した歴史でもあった。クラシック音楽、交響曲の学び直しに最適な1冊。

目次

ジュピター―交響曲の最高神
英雄―英雄になった交響曲
運命―運命が扉を叩いて始まる交響曲
田園―田園の気分と情景が交響曲になる
未完成―未完なのに名曲になった交響曲
幻想―恋愛から生まれた交響曲
悲愴―静かに終わる交響曲
新世界―交響曲は大西洋を渡る
巨人―姿を変え、名を変えた交響曲
革命―大粛清から生まれた交響曲

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
作家、編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手掛ける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

56
楽曲としての解読・分析をしない点がユニーク。音楽の素養のない私には、大変ありがたい本。読み終わって最大の収穫は、学校の教科書に載っているクラシックの作曲家たちが、それぞれ孤高の独立した芸術家みたいな印象があるのに、実際はみんな、知り合いや親友だったりして連綿とつながっていたこと。「あっ、この人もか。ここで、この人とつながるのか」という驚きの連続である。昔も今も芸術で生計を立てるのは困難だから、つてが必要だったわけだ。話は変わるが「未完成」の映画。肖像画のシューベルトそっくりの俳優がよくぞいてくれたと思う。2022/12/21

コチ吉

11
タイトルの付いた有名交響曲を10作取り上げているが、単なる名曲解説では収まらない。歴史や世界情勢、政情等も視野に入れて描くのが中川氏のスタイルであり、勿論作曲家に関する最近の研究成果も踏まえている。それでいて堅苦しさがなく読みやすい。「未完成」の章などは興味深い。最近中田朋樹さんという方の「彷徨 フランツ・シューベルトの生涯」という大著が刊行されたので読んでみたい。2022/08/10

ひでお

9
本書は、そのタイトルでずいぶん損をしていると思います。初めてシンフォニーに触れる人にはとっつきやすい反面、聴きなれた人は手を出さなさそうなタイトルのような気がします。内容的には曲の分析などはほぼなく、作曲家とその時代背景を解説したものです。新味のある内容ではないものの、読みやすいですし、入門書という意味ではよくまとまっていると思います。しかし曲の選曲は、かなり偏りがあるかなあ。私だったらこんな曲を取り上げるとか、思いながら読むのがいいかも。2023/04/09

Hiroshi

4
①モーツァルトのジュピター、②ベートーヴェンの英雄、③運命、④田園、⑤シューベルトの未完成、⑥ベリオールズの幻想、⑦チャイコフスキーの悲愴、⑧ドヴォルザークの新世界、⑨マーラーの巨人、⑩ショスタコーヴィチの革命、を十大交響曲として説明する本。表題の話もあるが、多くが作曲家の生涯全般を語るものになっている。①神童モーツァルトは父の支配下から抜け出して作曲活動をする。親ほどの歳のハイドンと競う。ハイドンセットと三大交響曲だ。その中の最後がジュピター。35歳と短い人生だった。ヘンデルのメサイアの編曲もしていた。2024/02/11

Go Extreme

3
交響曲とは ジュピター:交響曲の最高神 モーツァルトの最高作 英雄:英雄になった交響曲 スケールの飛躍的拡大 運命:運命は扉を叩いた 4楽章の有機的構成 田園:田園の気分と情景が交響曲に 標題音楽の嚆矢 未完成:未完なのに名曲になった交響曲 親和性と商業性 幻想:恋愛から生まれた交響曲 ロマン派交響曲の幕開け 悲愴:静かに終わる交響曲 ロシア音楽の原点 新世界:交響曲は大西洋を渡る ヨーロッパ+アメリカ音楽 巨人:姿・名を変えた交響曲 ハイドンからの到達点 革命:大粛清から生まれた交響曲 20世紀の代表作2022/06/29

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