角川ソフィア文庫<br> 菅江真澄 図絵の旅

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角川ソフィア文庫
菅江真澄 図絵の旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044006792
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0125

出版社内容情報

江戸時代の東北・北海道を歩き、森羅万象を描いた菅江真澄。祭り、絶景、生業の細部からアイヌの人々の暮らしまで、民俗学やジオパークを先駆ける眼差しを読み解き、貴重なカラー図版112点を収録。

【目次(変更になる場合があります)】

I 信濃・南部・蝦夷地の旅
II 下北・津軽の旅
III 秋田の旅(1)
IV 秋田の旅(2)
V 地誌の旅
VI 図絵の旅(1)
VII 図絵の旅(2)
 ナチュラルヒストリーとして見る菅江真澄の図絵

内容説明

江戸時代、菅江真澄という漂泊の旅人がいた。北東北や南北海道をくまなく歩き、好奇心のおもむくままに筆をとる。男鹿半島、八郎潟、白神山地の絶景。恐山、おしらさま、なまはげ、避疫神の信仰。火山、瀑布、奇岩がおりなす大地の風景。雪国の生業、海の幸と山の幸から、アイヌの暮らしや縄文土器まで―。森羅万象を描いた貴重な図絵112点をフルカラーで収録。民俗学、文化遺産、ジオパークの先駆けになった旅人の眼差しに迫る。

目次

1 信濃・南部・蝦夷地の旅
2 下北・津軽の旅
3 秋田の旅(1)
4 秋田の旅(2)
5 地誌の旅
6 図絵の旅(1)
7 図絵の旅(2)

著者等紹介

菅江真澄[スガエマスミ]
1754年、三河生まれ。本名、白井秀雄。国学と本草学を学んだのち、83年、30歳で旅立つ。信濃、越後、出羽、陸奥を通って松前に渡り、下北や津軽を経て秋田に滞在した。その間、大部の日記、地誌などを著し、その中に多くの和歌と図絵を残した。その貴重な記録は、柳田国男や内田武志、宮本常一らによって高く評価されている。1829年、秋田にて没

石井正己[イシイマサミ]
1958年生まれ。東京学芸大学教授。専門は日本文学、民俗学、口承文芸学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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クラムボン

17
江戸時代後期、菅江真澄という旅人が現れた。30歳で故郷を発ち、現在の秋田県と青森県を中心に北海道にも渡った。76歳で亡くなるまで故郷に帰らず漂泊の人生を送った。彼は日誌や地誌を丹念に書き残し、そこには2400点の丁寧に彩色された克明な図絵が入っている。先ずは民俗学的な視点がある。秋田県の名物や行事として八森のハタハタ、男鹿のナマハゲ、横手のカマクラなどを載せている。一方、自然景観でも八郎潟や象潟、鳥海山などを特徴的に描いている。江戸時代は面白い人物が多く出たが、菅江真澄はその中でも類稀な奇人ではないか。2023/09/07

わ!

9
めちゃくちゃ面白い!!、柳田翁や宮本常一さんが一級品の資料というのも頷ける。最後の「百臼の図」から作られた章に関しては、なぜこんな本を記録したのだろうとも思ったが、臼というものに対する当時の人の感覚が、現在のものとまったく違っていたのだろうと思い直した。ただいわゆるあの回転させる「石臼」は一つも出てこない。石臼は木臼とは扱いが異なっていたのかが気になったが、さすがにそれは分からない。菅江真澄本人が描いた素朴で綺麗な絵が付いており、まるで江戸時代の北海道と青森・秋田を旅している様な感じで読める本となっている2024/12/27

広瀬研究会

8
菅江真澄については名前に見覚えくらいはある、という程度だったから、こんなに味のある絵を残していたというのは初めて知った。三河で生まれ、北東北から南北海道を旅し、晩年を秋田で過ごした中で描いた図絵は、景色、生活、風習、道具、植物などバラエティに富んでいる。そして全頁フルカラーなのがえらい。最も面白かったのはやはり蝦夷地を旅したくだり。アイヌの人たちとの交流が記録されていて貴重だ。2023/09/09

月音

7
『菅江真澄遊覧記』全五巻(平凡社)は、江戸後期の長野・東北・北海道南部の風物・史跡名勝・暮らし・風習等を記録した日記であり、天明の大飢饉で疲弊する村々やアイヌの暮らしを記している点でも珍しく貴重な書だ。が、図絵の収録が少なく、モノクロであるのが難点だった。角川からカラー版で図絵集が刊行されたのは喜ばしい。本書は『遊覧記』を読まずとも理解できるよう、日記の該当箇所も共に解説されている。併読して改めて気づくのは、従来は民俗学資料とみられがちな真澄の記録だが、その枠に収めきれないものを多く含んでいることだ。⇒続2024/01/19

於千代

4
江戸時代の旅人菅江真澄の作品を112点収録。江戸期の民衆の暮らしやアイヌの人々との交流が垣間見えて大変興味深い。個人的に一番興味深かったのは「てろてろぼうず」。現在のてるてる坊主とは全く姿形が異なり、扱いも真逆だが、原型なのかあるいは別系統なのか。2024/10/20

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