最期の声―ドキュメント災害関連死

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最期の声―ドキュメント災害関連死

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  • サイズ 46判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784044006303
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「どうしたら娘は助かったのか?」
 4歳の少女は、熊本地震により倒壊の恐れがある病院から
緊急転院した末に亡くなった。本震から5日後のことだった――。

東日本大震災、熊本地震、新潟県中越地震など
阪神・淡路大震災以降の国内の災害で
「災害関連死」とされた人の数、5000人以上。
死者たちの残した声なき声をきく。

10年にわたる取材で災害支援の道を照らすノンフィクション

災害の多い日本に暮らす私たちは、誰もが被災者になり、
命を落とす可能性がある。
避難中のエコノミークラス症候群、転院移動後の死、
鬱を患い自死、復旧に奔走した末の急性くも膜下出血……
どんな支援があれば命を救うことができるのか?
遺族、弁護士、医師、行政関係者、研究者ほか、
災害関連死を亡くなった人たちの「最期の声」ととらえ、
次に来る災害の教訓にしようとしている人たちがいる。

内容説明

災害の多い日本に暮らす私たちは、誰もが被災者になり、命を落とす可能性がある。避難中のエコノミークラス症候群、転院移動後の死、鬱を患い自死、復旧に奔走した末の急性くも膜下出血…どんな支援があれば命を救うことができるのか?遺族、弁護士、医師、行政関係者、研究者ほか、災害関連死を亡くなった人たちの「最期の声」ととらえ、次に来る災害の教訓にしようとしている人たちがいる。災害の新たな側面を描くノンフィクション。

目次

序章 災害支援の原点―羽越豪雨
第1章 碑に刻まれる名―阪神・淡路大震災
第2章 津波のおそうあと―東日本大震災
第3章 死の基準―東日本大震災
第4章 災害と自死―阪神・淡路大震災/東日本大震災
第5章 申請主義と自己責任論を超えて―東日本大震災
終章 救われる命―北海道南西沖地震/新潟県中越地震/東日本大震災/熊本地震/北海道胆振東部地震

著者等紹介

山川徹[ヤマカワトオル]
1977年、山形県生まれ。ノンフィクションライター。東北学院大学法学部法律学科卒業後、國學院大學二部文学部史学科に編入。在学中より『別冊東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター)の編集に携わる。『国境を越えたスクラム ラグビー日本代表になった外国人選手たち』(中央公論新社)で第30回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のっち♬

104
災害関連死を巡る制度変遷、検証と活用の実情を扱ったルポ。生活再建用の災害弔慰金が主軸で審査の自治体間のムラ、自殺や過労や衰弱死の泣き寝入りからの逆転例、現場の声は備えの一環として有用。ここまで通るのかと驚くと同時に複雑な気分を抱く読者はいると思う。災害はすべて性格が違う。「多様」「関連」というキリがない概念に加え、専門省庁・備蓄・災害支援能団体・市民社会保護の理念等で後進国な現状からして国は自治体を積極的に主導し円滑な仕組みを構築する必要がある。申請主義と自己責任論に埋もれた千差万別な死の検証は重要な声。2023/09/13

ばんだねいっぺい

29
「災害関連死」の事例ひとつひとつ。 どれをとっても辛く苦しい。被災者に寄り添うことは、もちろんだが、支援者がよりよい支援をするためには、支援体制に「余裕」が必要だと感じた。具体的には、専門的知見のある人物がたくさんいること。また、そして、申請者も支援者を理解できるようなコミニュケーションの回路も構築できたらなぁと思った。2022/04/16

takao

3
ふむ2023/06/30

お抹茶

3
災害弔慰金の不認定問題や避難所の雑魚寝問題を取材。「関連死」という考え方にはこの本を読むまで気づかなかった。亡くなったのは本人でも家族の責任でもないが,自分を責める遺族はたくさんいる。自死も災害関連死に含まれ,災害関連死の認定が一つの区切りにもなる。東日本大震災では,窓口での門前払いや認定を委託された県の不認定数が異常に多いなどの問題があった。イタリアの避難所には家族別の大型テントやコンテナ式トイレがあり,地域コミュニティをできるだけ早く元に戻す市民社会保護の考え方がある。2022/03/05

chuji

3
久喜市立中央図書館の本。2022年2月初版。書き下ろし。ノンフィクションは現実を突きつけられるから重い。『…災害が被災者に与えるダメージは千差万別である。五000人の災害関連死には、五000通りの死へのプロセスがある。』それには五000通りの対応をしなければならないのだ。人生の後半を迎えているオイラはポックリ逝きたいなぁ~と思った。2022/03/05

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