気候を操作する―温暖化対策の危険な「最終手段」

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気候を操作する―温暖化対策の危険な「最終手段」

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784044006112
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C0044

出版社内容情報

大気中のCO2を直接回収、成層圏に微粒子を撒いて太陽光を遮る……最先端の温暖化対策は、「人類が気候を操る」レベルまで達している。世界で話題沸騰の技術の概要・効果・危険性について、日本の第一人者が解説。

内容説明

進む温暖化。止まらない気候変動。温室効果ガス排出量ゼロなど対策を打ち出す各国だが、最新の研究が示すのは「これらの対策では、温暖化は止まらない」という事実だ。そんな中、欧米を中心に注目を集めている最新技術、それが気候工学(Geoengineering)である。「大気中からCO2を直接回収する」「成層圏に微粒子を撒いて太陽光を遮る」など、温暖化対策の「最終手段」の概要・効果・危険性について、日本の第一人者が解説する。

目次

第1章 深刻化する気候変動
第2章 不十分な対策と気候工学の必要性
第3章 気候工学とは何か―分類と歴史
第4章 CO2除去(CDR)
第5章 地域的介入
第6章 放射改変(SRM)
第7章 放射改変の研究開発―屋外実験と技術
第8章 ガバナンス
第9章 人々は気候工学についてどう思うか
第10章 日本の役割

著者等紹介

杉山昌広[スギヤママサヒロ]
1978年、埼玉県生まれ。東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。マサチューセッツ工科大学にて、Ph.D.(気候科学)・修士号(技術と政策)を取得後、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構特任研究員、一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所主任研究員等を経て、東京大学未来ビジョン研究センター准教授。専門は気候政策(モデルによるシナリオ分析)、ジオエンジニアリングのガバナンス(公衆関与)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてち

30
ポン・ジュノ監督の映画『スノーピアサー』は、地球温暖化対策が裏目に出て地表が雪と氷で覆われてしまった未来を描いた。本書のタイトルからそんな連想が働いたが、“気象工学”について至って真面目に解説した本だ。CO2除去・地域的介入・放射改変など平易に解説されているが、まったくの門外漢であるぼくにはそれでも理解が及ばない部分もあった。2050年までになんとかすると言うが、本当にできるのだろうか? 地球に未来はあるのか?2021/06/11

yyrn

20
人間の活動のせいで地球は温暖化しており、このまま放置すれば2050年までに平均2℃上昇すると考えられていて、北極の氷がすべて消失するというショッキングな予測さえあると聞いて対策が急がれると思ったが、それに反対する国や環境保護団体がいるのは、その方法に課題があるからだとこの本は教えてくれる。CO2をそもそも発生させない方法には後進国が反対し、すでに放出されたCO2を除去する方法(①海洋肥沃化、②二酸化炭素回収貯留(CCS)、③CCS付きバイオマス・エネルギー)には多額の費用と効果が不明な点が問題で、⇒2021/06/24

takao

2
ふむ2022/11/01

Yasuhiro

2
図書館本2021/11/23

Toruo555

2
人工的なCO2回収(バイオマスCCSはいいかも)や成層圏にエアロゾルを散布し気温を下げる方法など。 タイトルの「気候を操作する」と言うのは主に日照をカットする後者の話。人工的に気温を下げられるが、やめた後の反動がでかいらしい。当然地球全体に影響するので国によって気候ガチャになる。でも背に腹はかえられぬ状況になれば禁断の手段として使う未来が見える。。。2021/09/02

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